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せんなり瓢箪 (東京・吉祥寺)

「旨さ」のツボを心得た、遊び心たっぷりのアイデアフルなメニューぞろえ

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「豊年」400円は、見た目はまるできりたんぽか五平餅のよう。おそらく「これが焼鳥?」と、首をかしげた人もいるかもしれません。しかし、中身はれっきとした鶏つくねのバリエーションなのです!ヒントは中華ちまきから。実はこの他に、7種類もの鶏つくねメニューが存在します。

「せんなり瓢箪」は、長年喫茶店に務めていた木下佳美さんが独立して開いたお店です。焼鳥メニューだけでなく、一品料理のバラエティも幅広いので、どちらかというと「串焼き居酒屋」的ニュアンスが強いかもしれません。店内では誰もがゆっくりと腰を落ち着けて、酒と料理を楽しんでいます。

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味十味(大阪・吹田)

鶏飼育経験者のご主人が毎朝仕入れて毎朝仕込む、手間隙かけた味づくりと情熱あふれるサービス

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「鶏肉は鮮度が命でっせ」。
「味十味」の鶏は店主が毎朝、夜明け間に処理場に足を運んで仕入れます。だからその言葉どおり鮮度は抜群。しかも、仕入れるのは和歌山県産の地鶏のみ。この道38年のご主人が選び抜いた、自信の地鶏です。

同店では、これらほとんどの串1本150円、他店の約半額という価格で提供します。焼鳥のタレはもちろん、刺身のつけダレや地鶏ハムのさらだのドレッシングなどもご主人の手づくり。店で提供するものには既製品を一切使っていません。「お客様にお出しする以上、自分でつくらないと気がすまない」というご主人の心意気がうかがえますね。

「味とサービスの両方で、お客さまに満足してもらわなければあきません」。山田さんの情熱は、焼鳥に向けられるだけではない。サービスではこれこそ大阪商人という心意気を感じさせます。「職人は腕だけではダメ、会話も上手でなければ」という話術もまさに職人級!

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萬端(京都・河原町)

鶏肉屋出身の主人が選ぶ丹波地鶏。鶏肉を熟知して旨さを活かすメニューづくり

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京都の萬端に入ってまず気づくのは、いわゆる「焼鳥屋」の煙や匂いが漂っていないこと。朝つぶした鶏肉を電気の焼台で焼き上げるので、炭の煙やこげ臭がまったくありません!萬端で使っているのは丹波地鶏です。

肉の味を左右するもっとも大きなポイントは、鮮度だとオーナー三角省五さんは考えます。そのため、ブランドよりも、つぶしてから店に仕入れるまでの時間にこだわっているのです。同店の最大の強みは三角さんが鶏肉を知り尽くしていること。三角さんは実家の鶏肉店で25年間、鶏肉の販売に携わっていました。萬端の鶏肉の仕入れ先もこの店です。

写真(上)は一番人気商品の「山賊焼」1600円から。
鶏モモ肉を天然塩で焼き上げたシンプルなメニュー。

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尻臼(東京・赤坂)

知る人ぞ知る モツ串焼きとホッピーの店。焼酎のホッピー割りで モツ焼きを肴に乾杯!

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赤坂の雑居ビルの2階に位置するモツ焼きとホッピーの穴場です。ホッピー380円は発泡性の麦芽飲料で、これを焼酎で割って飲みます。この店では、俗に正統派といわれる提供方法(ホッピーと焼酎、提供するジョッキの3者をキンキンに冷やす)を頑なに守っているのです。
また、珍しい「生」ホッピーもあります。料理はモツ焼きが売り物だが、店主の鈴木敏雄さんがつくる家庭料理もサラリーマンに絶大な人気を誇っています。半熟に仕立てたニラの玉子とじ(500円)や爽やかなキャベツの風味づけ(400円)など。
なお、印象的な店名は、隣で経営する喫茶店「シリウス」からつけたものということです。

モツ焼きは各種(シロ、レバー、砂肝、ひなねぎ)150円。
ガツ刺(550円)などの一品料理もオススメです。

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伊勢(東京・神田)

雄の伊達鳥は鮮度抜群! 一度生のままで食べてみて。

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サラリーマンの町、神田の駅のガード下というと、いかにもディープな店を想像しがちですが、さにあらず。スタイルこそ前料金制の立ち飲み(2階にはテーブル席もある)ですが、店内の雰囲気も接客もこざっぱりしたもの。女性客が訪れるというのもうなずけます。

「好きに食べて飲んで、手早く帰って行くひとり客が多いんです」とオーナーの麓雄介さん。放し飼いにした福島の雌の伊達鳥を直接買いつけているから、味と鮮度は保証つき。人気はたたきです。焼きタイプもありますが、甘めの濃いタレとワサビを混ぜながらいただく生タイプがおすすめです。

地鶏焼セット5本750円

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五番亭(東京・蒲田)

蒲田ネオン街の人気焼鳥店。個性的な味つけでファンの心をつかむ

飲食店のひしめきあう蒲田で開店以来27年、備長炭を使った焼鳥店として人気です。
同店は昔ながらのネオン街に佇み、決して立地がいいとはいえませんが、確実に常連客を増やし、いまや繁盛店となりました。ニラ巻き、エノキ巻き、つくねは塩味ですが、仕上げに醤油を垂らす独自の味つけ。とくにニラ巻きは表面に水をふることによって、蒸し焼き状態になるのです。
鶏ハツは3羽分が一串に刺される珍しい品です。そして「ひな皮は知床の地鶏だから出せる味」(当麻氏)という自信の一品です。また一品料理も豊富で、豆腐と納豆、卵を使った「納豆豆腐」が常連客の評判を呼んでいます。

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