蟹がたっぷりはいったベシャメルソースのコロッケ
居心地のよいサービスに、良心的な価格の料理。「料理人の気持ちが伝わる料理、店でありたい」という、オーナーの宇垣廣信さんの熱い想いが隅々に行き渡った店です。
その象徴ともいうべきメニューが、写真の「カニ肉のコロッケ」（1260円）。ベースのベシャメルソースは、今では珍しいクラシックな手法を守っているのです。手間も時間もかかるが、おいしさのためには惜しまないと宇垣さん。贅沢に入った2種類の蟹（タラバとズワイ）の味わいだけでなく、ソースに込められた料理人の心意気を堪能したいものですね。
ふたつに割ればゆで玉子が顔を出す。スコットランドの伝統惣菜スコッチエッグは日本でも大人気！
ミンチの肉でゆで玉子を包み、パン粉をつけてこんがりと揚げたスコッチエッグ（600円）。添えの赤いケチャップが黄色い玉子を引き立てます。
発祥の地は、その名のとおりスコットランドで、現地ではお惣菜としてスーパーや肉屋で販売されているようです。日本でも弁当などのおかずとして根強い人気がありますよね。日本では、通常ミンチ肉はだいたい牛肉か合い挽肉が用いられるのですが、スコットランドでは羊肉もポピュラー。衣には非常に細かく挽いたパン粉が好まれるようです。
地元密着そば店の昔からの人気メニュー“そばコロッケ”
そば屋でありながら焼肉定食もハヤシライスも出す庶民的な品ぞろえで、地元客に愛されています。
残ったそばからヒントを得たというそばコロッケは、22年前から同店の人気メニュー。自家製麺したそばを固めにゆでて適当な長さに切り、玉ネギ、ジャガイモなどをつなぎにして丸めてつくります。あっさりした味でお腹にもたれないと好評！単品だと2個350円とリーズナブルで、ビールにもぴったり。これにご飯と、3種類から選べるそば、サラダがつくというボリュームあるセット（800円）も人気ですよ。
老舗とんかつ店の人気メニューは、豚肉の特製コロッケ
カウンター8席という小体な店ですが、知る人ぞ知るとんかつの名店。中でも同店独自のレシピによる「特製コロッケ」（1000円）は、1日数10食出る人気メニューです！
手切りした豚モモ肉を牛乳ベースのホワイトルーでつないだもので、とんかつを食べずに毎回こればかり選ぶファンも多いとのこと。口当たりはメンチカツよりずっとなめらかですが、ジャガイモなどは一切入らず、肉の旨みをしっかり感じます。ラード100%を使い、こまめに返しながらフライパンで香ばしく揚げる手法は、昭和42年の創業から変わりません。
老舗洋食店のフライ専門店のエビフライは、長さ30cmの大きなエビを使った贅沢な一品
その名に偽りなし。身だけでなんと30cmもあるという巨大なエビを使ったエビフライ。以前は1尾150gの有頭エビで「大きな大きな海老フライ」を提供していましたが、さらにパワーアップして登場。その名も「なおかつ大きな海老フライ」（単品1180円、定食はプラス400円）。
パン粉はボリュームのある粗めのタイプ。皿からあふれ出さんばかりの迫力です。
