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つきじ宮川本廛(東京・築地)

うなぎの老舗のどんぶりメニュー。口の中でとろけるうなぎと辛口たれは相性抜群

甘く香ばしいたれの香りに誰もが誘われる。うなぎの蒲焼を丼にのせ、手軽に高級感が味わえるごちそうとして老若男女に喜ばれる不滅の丼メニュー、うな丼。
材料そのものはきわめてシンプルです。最近は素材の質にバラツキの少ない養殖ものを使う店が増えたことからも、おいしさを左右するのは高価な材料を使うことより、むしろ技術であるといえます。
おいしいうな丼の条件は、具、たれとご飯とのバランス。脂のあるうなぎを最後までおいしく食べきることができるよう、余分な脂を適度に抜く仕事が必要です。
今回紹介する江戸前焼きの仕事の大きな特徴に「蒸し」の工程があります。この工程の役割は、適度にうなぎの脂を抜くと同時に、たれののりを良くすること。また、蒸すことで箸を入れて口に運んだときにとろけるように柔らかく仕上げることができます。
老舗「宮川本廛」では、うなぎを柔らかくジューシーな状態で食べさせるため、蒸しの工程に気を遣っています。香ばしく柔らかいうなぎを受け止める、ソフトだが粒のしっかりしたご飯。全体をまとめあげる、下町風の辛口のたれ。丼としての完成度のきわめて高い一品です。

16つきじ宮川本廛
うな丼2900円

[店名]つきじ宮川本廛 
[住所]東京都中央区築地1-4-6
[TEL]03-3541-1292


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