食とフードビジネスの未来を創る[フード・ラボ] by 柴田書店



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「一風堂」 ドラゴン(中国マーケット)に挑む!中国に進出した外国企業は、何をつかんだのか

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「一風堂」ドラゴン(中国マーケット)に挑む!
中国進出の体験を赤裸々につづった書。
発行年月
2007年1月17日
判型
四六
頁数
232頁
著者
河原 成美 著
定価
1,760円(税込) 品切れ
ISBN
978-4-388-15311-4


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2003年10月、「博多 一風堂」店主河原成美は、上海の外食企業と合弁会社を設立し、中国は上海にのり込んだ。
言葉のカベ、人の問題、味覚の相違点、考え方の大きなへだたり、店舗工事の手抜き、仕事の進め方の驚くほどの遅さ……。中国市場に合ったラーメンの新ブランドを展開すべく、もがき、あがき、試行錯誤をくり返し、そして立ち向かってきた。苦労を重ねたその一部始終をつづったのが本書である。

河原氏は序文で、静かに、しかし力に満ちた言葉でこう語る。
「こと外食産業に限って言えば、ぼく自身なかなか『これは!』といった本に出会うことができませんでした。……もしも中国の外食事情を知り得ていたら回避できるトラブルは決して少なくなかった。
本書はそうした悔恨から発案・企画されました。

第1部では、麺づくりからスープ材料の調達方法、出店計画、店舗工事、人の問題、経営の考え方の違いなど、実際に直面した問題点と、これをのりこえてはまた挫折するといった現実、そして一筋縄ではいかない中国にどのように立ち向かってきたかを赤裸々に記している。
第2部では、上海で活躍する外食企業がどうして繁盛しているか、あるいは問題点はどこにあるなどを分析している。

そこから見えてくる得体のつかめない存在、中国は、まさに「ドラゴン」そのものに見えてくる。しかし河原成美は、あきらめない。なぜならば中国は今後さらに光を増す魅力ある市場になると見ているからだ。河原の体験、分析、そして前向きな思考は、中国進出をめざす企業の参考になるはずだ。

[担当編集者より]
河原成美という人の考え方、行動に惹かれるものがありました。彼は中国進出を契機に住まいを上海に移すことを即断しました。直感的に決めたようですが、住んで接してみないとそこで暮らしている人の感覚、消費構造、市場は見えないという判断もあったかと思います。しかし、その思い切りのよさにまず驚きました。
またすごいと思うのは、手ごわい中国に進出してさまざまな試練を経験し、傍から見ればかなりダメージを受けたのではないかと思っても、ご本人は失敗だとか、マイナスだったとはサラサラ考えいないという点です。いや、むしろこれらの経験をステップに飛躍しようとさえ思っているのです。今後さらに魅力的になるであろう中国市場への布石として、この本は書かれたのかな、とふと思いました。
そしてもうひとつ。とても人間くさいという点。現地のスタッフであれ、合弁先の人であれ、相手に対するまなざしが真っ直ぐで厳しいながらも人間くさい。「河原成美の人間考」という視点でもとてもおもしろい読みものになっていると思います。ぜひお読みください。

◎河原成美 (かわはら・しげみ)
「博多 一風堂」店主。1952年福岡県生まれ。76年九州産業大学商学部商学科卒業。量販店、コック見習などを経て、79年、レストランバー「AFTER THE RAIN」を開店。85年、「博多 一風堂」1号店を開店し、翌年に力の源カンパニーを設立。30店を超える「一風堂」を展開する他、酒も飲めるラーメン店の新業態「五行」、沖縄料理と泡盛の店「行集談四朗商店」などを経営。
ラーメンづくりに情熱を注ぎながら、03年に中国の小南国管理有限公司と合弁会社を設立して上海に進出。飲食事業のコンサルティング、プロデュースも手がける。繊細にして大胆なカリスマ性のある経営者として知られ、その前向きな思考性は魅力的。

≪株式会社力の源カンパニー≫
公式サイト

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