調味料を自家製する料理人が増えているようです。自家製調味料には、好みの味につくれることはもちろん、食材の有効活用や保存に役立つなど、利点が多くあります。
本書では、日ごろ調味料づくりにとり組むシェフたちに、店で使用している数々の自家製調味料を、その使い方(料理、デザート、ドリンク)とともにご紹介いただきました。
発酵・熟成、抽出、濃縮・乾燥といった、さまざまな手法を用いてつくり出される味と香りは、調味の可能性をぐっと広げてくれます。自家製調味料に興味をお持ちの方、これから挑戦したいと考えている方、レパートリーを増やしたいと思っている方にも、ぜひお役立ていただきたい一冊です。
フランス料理、イタリア料理、日本料理のシェフがつくる調味料は、お店(シェフ)ごとに、「発酵、熟成、無発酵漬物」、「抽出(オイル、ヴィネガー、抽出液)」、「濃縮、乾燥」、「混合、攪拌」といった、主となる製法別に掲載。
中国料理のシェフがつくる調味料は、「素材をもとに、いちからつくる」ものと、「調味料を合わせてつくる」ものに分けて掲載しています。小皿に入れた調味料の写真の近くに、それを使用した料理やデザートを掲載することで、使い方をイメージしやすくしています。
巻末には、調味料の種類別索引や発酵についての基礎知識の頁もあり、はじめて調味料づくりに挑戦する方でも、使いやすい内容と構成になっています。
≪掲載店≫
○フランス料理、イタリア料理
il Pregio/岩坪 滋シェフ
Otowa restaurant/音羽 元シェフ
L’ARGENT/加藤順一シェフ
○日本料理
野田/野田雄紀シェフ
SHIZEN/國居 優シェフ
○中国料理
慈華/田村亮介シェフ




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