◎開催日:2008-04-16 (水)◎
「店長の仕事」が何たるか、
組織できちんと共有し、
数字を変えられる店長を増やしましょう
4月16日に「第三回 店長の仕事と“数値改善力”強化セミナー」を開講する東義晴先生にセミナーのポイントをうかがいました。
「店長の仕事」について、数字を絡めながら実践的に考えるセミナーですが、店数を増やすには非常に重要なテーマですね。
そうですね。これまで、何百店というレベルで店数を増やしていくことを描いていたフードビジネスの世界では、チェーンのシステムや商品を作り込んでいくことが重視され、どちらかといえば、現場のオペレーション、つまり「店長の仕事」のことですが、これは軽く見られてきたと言わざるを得ないでしょう。
私は、レストランビジネスを考える時、「3つのM」、つまり、Marketing(マーケティング)、Merchandising(マーチャンダイジング)、Management(マネジメント)の要素すべてが重要だと思っています。
まず最初のマーケティングは、これは「業態論」になりますね。どんなタイプの店がマーケットに求められているか、を考えていく領域です。次のマーチャンダイジングは「商品問題」。それで最後のマネジメントが「店舗運営の手法」ということで、「店長の仕事」という言葉で表現できるフィールドです。先ほど、現場のオペレーションが軽視されてきたと言いましたが、つまりはこの部分です。この軽く見られてきた3つめのマネジメント、つまり、店長の仕事の重要性が再認識されている時代だと僕は考えてます。
先生のセミナーでは、その「店長の仕事」の中でも“数値改善力”に焦点を当てていただいていますが、具体的には、どのような内容になるのでしょうか?
飲食店の現場における数値で重要な「売上げ」と「利益」を確保するための、「ストアマネジメント技術」についてお話しを致します。こんなふうにカナで言いますと難しく聞こえるかも知れませんが、そんなことはありません。
今も『月刊食堂』にて「ストアマネジメント会計のすすめ」というタイトルで連載をさせていただいておりますが、まずは、「売上げ」や「経費」という、店長が把握するべき基本的な数字についてその概念や捉え方を学んでいただき、それからは、それらの数字を改善するための具体的な方法論、つまりは技術がテーマとなります。
「営業日報」をどのように作ればいいのか、「品質と原価」に直結する「在庫」の管理をどのようにすればよいのか、具体的な書式も含めて、といった点について一緒に考えていく内容になります。
受講者の皆さんにお伝えしたい肝心なことは、店長独りが頑張って学んでいただいてもダメだということです。
経営側がきちんと店長の職域を定めて、会社として、社長さんが、店長を評価する仕組みを作ることです。店長だって、上に評価されなければ、意欲は高まらないでしょうから。店長という仕事がなんたるか、そして店長が何を学ぶべきなのか、組織として共有して貰いたいと切に思います。そういう意味では、本セミナーには、店長さん達だけでなく、経営者の方々、または幹部の方々にもぜひ、聞いていただきたいですね。経営者が変わらなければ、店長も変わりませんから。
ありがとうございました。
「数値改善力」というと堅苦しいイメージもありますが、まずは「店長の仕事」について、深く考えていくセミナーです。また、現場の店長の方々だけではなく経営者の方々にも一緒にご参加いただけますと、より効果的な内容となっておりますので、ぜひ、ご参加下さい。飄々とした風貌、軽快な口調で話す東先生ですが、「セミナーでは、メモを取って全部覚えて帰って欲しい!」とおっしゃる熱い先生です。
お申込みおよび、セミナーの詳細は、「多店化の壁」突破のための連続セミナー 第三回 店長の仕事と“数値改善力”強化セミナー◆開催日:2008-04-16 (水)をご覧下さい。