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2005年06月 カリスマレビュー

2005年06月07日

どうやら! "いま、野菜がきてるらしい!" 特集!

 WEB編集部と同じフロアに「月刊食堂」編集部がありますが、
 本日は校了作業(製作の最終段階です)をしている模様。
 ピリピリした編集部に今月号の特集ゲラをそっとのぞきに行ったら、
 
 「これからくる『ご当地野菜』はこれ」

 と大きい見出しが!

 月刊食堂7月号(6月20日発売)では
 「どいつ豆」だとか「紫アスパラガス」とか「博多新ゴボウ」
 「スプラウトいろいろ」など、注目のご当地野菜をご紹介。
 大ヒット店「三尺三寸箸」を展開中の柿安本店の料理長による、
 これらの野菜を使ったメニュー提案もあります!

 ◆「おいしいイタリア野菜料理教室
 
 たとえば「水ナスのサラダ」。ナスは油と相性がいいけれど、
 水分の多い水ナスはむしろ生で。薄切りのパルミジャーノチーズ、
 オリーブ油とあえるとフルーツサラダのようです。

 普通のナスは、たとえば「ナスのロール」に。
 薄くスライスして焼いたナスでモッツァレラやサラミなどを巻き、
 トマトソースをかけてオーブンへ!
 野菜の瑞々しさにチーズやオリーブ、ケッパーなどでアクセントを
 つけるところがイタリア的ですね。

 ちなみに著者のパンツェッタ貴久子さんは、
 ジローラモ・パンツェッタさん(雑誌LEONでおなじみのカッコイイ
 "ちょい悪オヤジ"様です)の奥様でもいらっしゃいます。

 ◆「わたしのイタリア料理
 
 この本の表紙はとってもシンプル。
 「そら豆のラヴィオリ」の1皿が、まるで自宅のテーブルに
 置いてあるようです。その穏やかな空気感は「陽気でにぎやか」な
 イタリアの既成イメージとはちょっと違う、おっとりした雰囲気。

 「ほうれん草とリコッタチーズのはだかのニョッキ」は、
 なぜ、"はだかのニョッキ"と呼ぶのか?
 愛らしい名前の由来は「リコッタチーズとほうれん草が、よく
 ラヴィオリの中身になるからか」そう呼ばれるようになったそう。

 あっ野菜の料理でもしようかな、と思わせる気取らない本。

 ◆「ニューズ・デリ スーパーメニューブック

 どんなものよりDELIらしいっていえるのが、サラダ。
 新鮮な野菜をドレッシングで和えるだけ。
 おなじみ「ニューズ・デリ」のレシピは、どれも野菜たっぷり。
 デリやサラダの味つけがどうもマンネリになってしまう方は、
 この本がおすすめ!

 本書のデリはドレッシング&ヴィネグレットがすべて違います。
 これが「簡単だけど、おいしい」の秘密です!

 ◆「ニュー スタンダード ディッシュ

 外食に野菜が増えてきたのは、デリそうざい(中食)や
 家庭のご飯(内食)との競合が激しくなったから、
 と担当は思っているんですが。
 とくに家庭でつくる料理の主役は、いまや野菜です。

 でも野菜ほど簡単で、かつ奥深く、難しい食材もない。
 生でも食べられるけど、ゆでるだけでもいいけれど、
 もっとおいしくなる"ひと工夫"は?

 人気料理研究家・長尾智子さんの答えは「塩、ごま、レモン」。

 「わたしは気をつけていないと、
 どうしてもごまとレモンを濫用しがちだ。
 仕上げにレモン、スープにレモン、ヴィネガーの替わりにレモン、
 ソテーにレモン、ご飯にもレモン」
 
 塩・ごま・レモンはとても身近なもの。
 でも、その3つで不思議と、いつもの料理が変わっちゃうかも。
 長尾マジック、試してみませんか。

 ◆「菜菜ごはん 〜野菜・豆etc. すべて植物性素材でつくる かんたん満足レシピ集
 
 さいさいごはん、と読みます。
 肉、魚、卵、乳製品などの動物性素材は使いません。
 砂糖、だしも使いません。
 野菜、豆、穀類、海藻、こんにゃく、麩など、植物性素材だけを
 使います。
 メインのおそうざいになる植物性素材の料理がいっぱいです。
 
 著者が野菜料理をつくり続けながら考えてきたことは、
 「野菜だけだからこそのおいしさがある!」ということ。
 そんなメッセージが"菜菜ごはん"に込められています。
 
 忙しい毎日、疲れぎみの方、健康が気になりはじめた方、
 体の中からリセットしたい方に。

2005年06月14日

「柴田書店mook 和菓子 伝統と革新の菓子づくり」好評発売中!

スイーツブームの次の主役は"和菓子"!
 抹茶、柚子、ごま、アズキ・・・
 今年はスイーツも「和」がトレンド。
 本書はニッポンスイーツの王道「和菓子」が一堂に会した決定版です。

 =6月の新刊=

 「和菓子 伝統と革新の菓子づくり」

 ◆全国の和菓子がこの一冊に!!
「cafe-sweets」の好評連載が本になりました!

 和菓子の実力店50店を紹介します。
 老舗、下町の駄菓子店、地方の郷土菓子など、そのジャンルは多彩。
 全国の銘菓を一冊にまとめました。

 ◆本書の見どころは、単なる店舗ガイドではなく、
 各店の生産現場に行き、つくり方のプロセス、技術を公開していただいている点です。

 和菓子の看板商品のつくり方を詳細に掲載している本は、本書のほかにはないでしょう。
 伝統的な菓子づくりを、詳細なプロセス写真で紹介します。
 技術書を超え、文化的な価値もあります。


 ◆上生菓子、郷土菓子、朝生菓子(日常の菓子)の3章で構成

 和菓子とひと言にいっても、日常的に親しまれる饅頭もあれば、
 茶事に用いられる上生菓子や干菓子などもあり、じつにさまざまです。
 本書では、「和菓子」とは何か、プロから素人まで理解できる構成です。

 ◎上生菓子
  茶事などに提供される生菓子です。
  東京、京都、名古屋の老舗を中心に、
  茶道とともに培われた繊細で華やかな菓子を紹介します。

 ◎郷土菓子
  その地方に受け継がれる素朴な菓子を紹介。
  新潟の笹団子、福岡の鶏卵素麺、長崎のカステラ、福井の丁稚羊羹など、
  地方の名店の看板商品をピックアップ。

 ◎朝生菓子
  東京下町の繁盛店の人気商品を取材。
  人形焼き、金太郎飴、みたらしだんごなど、
  なじみのある菓子の、その裏にある職人の技を紹介します。


 ◆商品ページでは解説オンラインツアー(FLASH版)をご用意しました。
 この本の特徴を立ち読みスタイルでご覧いただけます。ぜひご利用くださいね!
  
 「柴田書店mook 伝統と革新の菓子づくり」
  編:柴田書店 価格:2520円(税込)

発行年月日:2005年6月22日
判型:A4変形・並製 
ISBN:4-388-80675-7

2005年06月20日

次のスイーツブームの主役は"和菓子"です♪ 特集!

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  今┃週┃の┃特┃集┃♪┃
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  次のスイーツブームの主役は"和菓子"です♪ 特集!
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 今週は「麺」特集をお送りするつもり(ココロの中で)でしたが、
 新刊「和菓子」の資料を読んでいたらこんなフレーズを発見!

 「次のスイーツブームの主役は"和菓子"です」
 
 そうだったのか!
 ふだん洋菓子の華やかさに隠れていますが、
 今年のトレンドは間違いなく「和」の素材感。
 ならば、和菓子を勉強するしかありません!

 というわけで、さっそく和菓子の本をご紹介♪

◆「日本料理 デザート曼荼羅」

 日本料理伝統の水菓子技法を踏まえながら、丸田さんのデザートは、
 デザート曼荼羅と呼ぶにふさわしい華麗さ。
 6月ならば「緑雨 枇杷のカクテルクリーム」や
 「床涼み 鼈甲柏樹」など、すっきりと涼しげなものを。
 ブルーベリーのりんがけ(糖衣)など日本料理以外の方も応用できる
 パーツ技が満載です。

 ◆「和菓子 技とこつ」

 和菓子関連書のトップセラー。和菓子の基本的なつくり方はもちろん、
 歴史、茶菓子の決まりごと、季節。材料のこまかな解説もあり、
 和菓子のすべてを知る必要充分な内容。
 餡のつくり方から上生菓子のつくり方工程まで写真も豊富!
 
 団子好きな担当は甘辛団子のページをどうも開いてしまいますが・・。

 ◆「お茶にあう和風のおかし」

 おなじみ人気料理研究家、長尾智子さんの和のお菓子本。
 大人のためのネオ・ジャパニーズ・スイート、ともいうべき、
 懐かしくも新しい、自分でつくれる和菓子レシピブックの先がけです。
 「きな粉カステラ」や、暑い季節に最適な「キャラメルかん」など!

 ◆「大根料理 先附からデザートまで」
 
 え?大根でデザート!?
 びっくりされると思います。でも、驚いただけの価値があります。
大根の砂糖漬け「氷室」は、その純白の美しさに圧倒されるはず。
大根をゼリーにしたデザート類も、大根とは思えないような
柔らかさと透明感が魅力的です。
大根ばかり全111品。大根料理の既成概念をくつがえす画期的1冊。


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