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2009年11月04日

懐石のことが、手に取るようによくわかる。 編集担当者より

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『懐石入門』
著者:高橋英一
発行年月:2009年11月5日
判型:B5変判 頁数:256頁

懐石というと、堅苦しくて難しくて…と敬遠される方も多いかもしれません。
でも、実は巷にあふれる一般的な会席料理と比べて、懐石料理はむしろシンプルです。
もともと茶の湯では、ゴテゴテと飾らず、素材を生かしたごく簡素な料理を出すのがスジなのです。


kaisekinyumon_1.jpgたとえば焼きもの。
本書でよく登場する「味噌柚庵焼き」は、酒、醤油、ミリンの柚庵地に白味噌を加え、ユズとともに魚を漬け込んで焼くだけのもの。どんな魚種にもよく合い、懐石では焼きたてのアツアツを提供するのが原則ですが、冷めても固くならず味も落ちないので、お弁当などにも適した調理法です。


kaisekinyumon_2.jpgまた、和えものの「菊菜と腹子の菊花和え 山葵風味」。

菊菜はゆがいてうす味の地に浸け、
菊花は酢水でゆがいて水にさらし、
イクラの醤油漬けとともに、ワサビをきかせた地で和えるだけ。
しゃれた一品のでき上がりです。


素材別の索引も利用しながら、手に入らない素材があれば適当に工夫をして、
一度チャレンジしてみてください。

実際につくってみたら意外と簡単で、日常の食事に応用できるものもたくさんあります。


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投稿者 webmaster : 2009年11月04日 15:57