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2012年11月02日

日本語版とは違った楽しみ方!

006151.jpg『SALAD (英語版)』
著者:村田吉弘
発行年月:2012年11月5日
判型:A4 頁数:176頁

本書を見たら、写真のダイナミックさと美しさ、同時に「SALAD」という単語からは想像もできないような斬新な盛り付けや色鮮やかな料理の数々に驚かれることでしょう。
すでに日本語版を手に取っていただいた方も、英語版はサイズがひと回り大きいA4判になったこと、ハードカバーになったことで、日本語版とはまた違った楽しみ方をしていただけると思います。

常に世界を視野に入れ、日本料理を海外へ発信していくことに奔走している著者。著者は海外からのシェフとの交流も積極的に行ない、日本料理を伝えていくこともしています。今回推薦文を書いていただいたのは、著者と交流のある2人のシェフ。今世界中で最も注目を浴びている、イギリスの「ザ・ファット・ダック」のヘストン・ブルメンタール氏とデンマークの「ノマ」のレネ・レゼピ氏です。


お二人の推薦文の言葉を一部ご紹介しましょう。

06151_1.jpg「村田吉弘氏は、現代日本の美食文化の先駆者の一人です。私が彼に会ったのは、京都で開かれた“うま味”についてのカンファレンスです。彼はだしでうま味を最大限に活用するための優れた技術をデモンストレーションで見せてくれ、以来、私はその手法を使っています。吉弘氏は技術があり、知識があり、そして独創的です。あなたが日本料理に出会うことがあるならば、その時には彼が間違いなく最良のガイドです。 この本においては、吉弘氏は美しく、新鮮で、エレガントで、独創的な日本料理のアプローチを示すような素晴らしい料理をつくりだしています。これらの料理は、あなたの味覚とあなたの想像力の両方を刺激するものになるだろうと確信しています。」(ヘストン・ブルメンタール氏)


06151_2.jpg「2009年の冬に、私は京都の菊乃井の厨房でしばらく過ごしました。村田さんが努力を惜しまず妥協を許さない姿勢でいることこそが、彼が自身のコミュニティーや日本国内にとどまらず、世界的にも特別な立場にいるのだ、ということを私はそこで目の当たりにしました。彼は天性のリーダーなのです。この本では、村田さんが積極的に料理の最前線で取り組み続けていることがわかります。(途中略)私は彼からこの推薦文を書くように頼まれたとき、こうした京都での私の時間における記憶を思い出しつつ、喜んで引き受けたのです。(途中略)私はこの本が出ることをとても心待ちにしています。私は村田さんが、この本に載せた料理の数々を通して、彼が自分の店で普段行なっている料理への繊細な心くばりや料理への想いが伝わると確信しています。」(レネ・レゼピ氏)


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『菊乃井・村田吉弘 SALAD』
著者:村田吉弘
発行年月:2012年8月24日

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投稿者 webmaster : 2012年11月02日 15:17