« 第42回 (2月5日 ― 2月11日) | TOPページへ | 第44回 (2月19日 ― 2月25日) »

2012年02月21日

第43回 (2月12日 ― 2月18日)

2月12日(日) 晴れ

20120212.jpg[昼]
・日本の豆カレー
・すぐき漬け、紫キャベツスプラウト
・豆乳ヨーグルト+ストロベリー
 ジャム(ノンシュガー)

20120212_1.jpg豆乳ヨーグルトは自家製。
ブルマンヨーグルト菌種(インターネット通信販売で購入)という100%植物性の乳酸菌と無農薬豆乳を使って作っている。
この菌はおからを発酵させて作ったもので、熱にも酸にも強く、
腸に届いてしっかり働いてくれるらしい。
おからなので、豆乳とは相性抜群。くせのないおいしいヨーグルトができる。
ヨーグルトメーカーにセットして6時間から7時間あれば完成。
夏場は米ぬかで乳酸菌を作っていたが、
このブルマンヨーグルト菌種は安定していて使い勝手がよい。
この季節、インフルエンザや風邪の予防には、
免疫系を強化するために、腸をととのえるヨーグルトが欠かせない。

今日中に通信教育テキストの校正を仕上げなければならず、
朝から原稿とにらめっこ。
丹念に見ているつもりでも、最初からチェックしていくと
新しい間違いが見つかるので、締切りギリギリまで何度も見ることにしている。

料理を作る時間がなかったので、昼は私の開発したレトルトカレー、
夜は干しいもで済ませた。


2月13日(月) くもり

20120213.jpg[昼]
・ひじきとトマトの玄米リゾット
・れんこんとじゃがいもの煮もの
・ベビーリーフ、紫キャベツスプラウト

20120213_1.jpg[夜]
生ワカメとほうれん草とかじきまぐろの鍋

20120213_2.jpg今日の息子のお弁当は、
・地鶏とれんこんのグリル
・卵焼き
・紫キャベツスプラウト
・海藻ごはん
・梅干し、すぐき漬け

今日はたくさんの電話がかかってきて、バタバタと忙しかった。
近所のスーパーマーケットに、今が旬の生ワカメが売っていたので即購入!
生ワカメは、お湯に入れると鮮やかな緑色に早変わり。
味も食感も、生にしかないおいしさがある。
子供の頃から、しゃぶしゃぶにするのがお気に入り。
生ワカメが店頭に並ぶのは1月下旬から2月くらいまでのほんの短い間で、
しかも売っているお店が少ないので、見つけたら必ず買って旬を楽しんでいる。


2月14日(火) 雨

20120214.jpg[夜]
・生ワカメと小松菜と豆腐
 のチゲ風スープ
・野菜の煮もの(にんじん、れんこん、
 じゃがいも、マッシュルーム、小松菜)
・3分づきごはん
・すぐき漬け

20120214_1.jpg今日の息子のお弁当は、
・鶏そぼろごはん、
・にんじんとマッシュルームのカレー風味煮もの
・小松菜のおひたし
・すぐき漬け、梅干し

明日からの料理教室の準備をする。
今月は、この寒さで野菜が高騰しているので、
価格が安定している乾物の料理がよいかなぁと思い、切干大根をテーマにした。
メニューは
・切干大根とじゃがいものサフラン風味スープ
・切干大根と長ねぎの、焼き酒粕風味豆腐グラタン
・切干大根と炒り大豆のクミン風味炊き込みピラフ
・切干大根と新玉ねぎのディル風味マリネ
・切干大根マフィン

の5品。
今までの切干大根のイメージを払拭する、ハーブや香辛料を使った
ちょっとおしゃれなレシピで、切干大根の使いこなし術を教えたいと思う。

昼ごはんは近所の「ノルド」で、晩ごはんは、
残っていた生わかめでチゲ風スープを作って食べた。


2月15日(水) くもり

20120215.jpg[昼]
自然食レストラン「みどりえ」にて
・グリル野菜のそぼろ味噌あんかけ
・ひじきのサラダ、セロリとかぶのマリネ
・玄米&胚芽米、味噌汁
・豆腐のティラミス


20120215_1.jpg料理教室1日目。
切干大根マフィンが大好評だった!
これは、切干大根の甘みを生かして、レーズンのような感覚で使うお菓子。
ザルに切干大根を入れて水をかけ、切干大根についた水分だけでもどし(水には浸さない!)、切干大根の甘みを最大限に生かすのがポイント。

マフィンのベースは、豆乳と豆乳ヨーグルトと少しの菜種油、メープルシロップ、白味噌。
これに、みじん切りにした切干大根と柚子の皮のせん切りを加えて、
小麦粉と重曹をふるい入れてさっくりと混ぜ合わせ、型に入れてオーブンで焼く。
これが、上品な甘さとこくがあってびっくりするくらいおいしい。
商売ができそうなくらいだ。
……でも、この切干大根マフィン。
この名前で売られていたら、購入する人は少ないだろうと思う。
私だって切干大根の煮ものが入っているのでは!?と、ちょっと手が出ない。

20120215_2.jpgお昼は、行きつけの自然食レストランで遅いランチ。
晩ごはんは、睡眠不足で疲れ気味なので食べなかった。
息子には、具だくさんのスペインオムレツと生ワカメの煮びたし(写真)を作った。


2月16日(木) くもり

20120216.jpg[夜]
・おでん(大根、里芋、
 こんにゃく、厚揚げなど)
・生ワカメと油揚げの煮びたし
・ゆでスティックブロッコリーの
 よっちゃんなんばんがけ
・3分づきごはん、梅干し

20120216_1.jpg今日の息子のお弁当は、
・焼き鳥(塩・ゆずこしょう)ごはん
・生ワカメと油揚げの煮びたし
・ブロッコリースプラウト
・すぐき漬け、梅干し
・いちご

料理教室2日目。
北風が吹いてとても寒い一日だった。
この時期は、暖かくなったり寒くなったりと、
毎日の寒暖の差が激しいことが多く、体調を崩しがち。
先日、図書館で偶然見つけた「あいうべ体操」の本を読んで、
顔と舌の筋肉を鍛えるという体操を毎日続けている。
この体操、口呼吸を改善し、免疫力を高め、さまざまな病気を治すことができるらしい。
名前の通り、ただ「あ」(大きく口を広げる)「い」(口を横に広げる)
「う」(口を前に突き出す)「べー」(舌を思いっきり出す)のセットを
30回繰り返すだけ。
はじめのうちは口の筋肉がだるいが、すぐに慣れる。
気のせいかもしれないけど、この体操をするようになってから体が温かく、よく眠れる。
小顔になったり、目がパッチリしたり、肌がきれいになるという、
嬉しい効果もあるらしい。しばらく続けてみようと思う。

寒い日はやっぱりおでん!!
鳥取から送られてきた大きな大根を蒸し煮にしてから、里芋や厚揚げをプラスし、
昆布だしベースのつゆで土鍋でコトコト煮込んだ。
大根は、皮ごと蒸し煮にしてからおでんにすると、
大根本来の味が凝縮されて本当においしい。
長男も「この大根、めちゃめちゃおいしいね!」と叫んでいた。


2月17日(金) 晴れ

20120217.jpg[昼]
ノルドにて
・生野菜のサラダ
・どんこしいたけとカラスミの
 スパゲッティ
+ソイラテ

[夜]
・干しいも

20120217_1.jpg今日の息子のお弁当
・焼き鮭のせごはん
・里芋とこんにゃくと厚揚げの煮もの
・ゆでスティックブロッコリー
・漬けもの
・いちご

料理教室3日目。
終わってから「ノルド」で遅めのランチを食べ、
夜遅くまで息子の舞台の衣装縫いをしていたので、夜は干しいもをつまんだだけ。
衣装縫いは楽しいが、寝不足になるのがたまらない。
翌日早朝のお弁当づくり&仕事があるので、胃腸に負担をかけないために、
食事は控えめにして乗り切っている。


2月18日(土) 晴れ

20120218.jpg[昼]
「ノルド」にて
・生野菜のサラダ
・ズッキーニとしらすのスパゲッティ
+ソイラテ

[夜]
・干しいも

20120218_1.jpg今日の息子のお弁当は
・玉子そぼろごはん
・棒ぎょうざ
・にんじんのハーブマリネ
・菜の花のおひたし
・梅干し

料理教室4日目。
寝不足で朝からボーッとしていたが、料理教室が始まると「オン」になる。
終了後、いつものように「ノルド」でランチをしてから少し昼寝をした。
遅く帰った長男には鍋焼きうどん、次男には塩野菜ラーメンと、
それぞれ好みのものを作り、ごはんとサラダ、煮ものを添えた。
今日も次男の舞台衣装縫いで夜なべ。
背中に背負う亀の甲羅風のものや、角をつけた帽子、
カラフルなレッグウォーマーを作り、寝たのは朝の4時半……。
ふぅ―。


[著者略歴]
カノウユミコ
鳥取県の専業農家に生まれる。生来の料理好き。高校生の頃から自然食に興味を持ち、ベジタリアン料理、精進料理を研究する。精進料理「菜懐石 仙」のオーナーシェフ。家庭でかんたんに楽しめるベジタリアン料理教室も主宰する。著書に 『菜菜ごはん』 『ますます菜菜ごはん』 『菜菜スイーツ』 『菜菜ランチ』 『菜菜おつまみ』 『菜菜おつまみ2』(すべて柴田書店)、『やさいのかみさま』(小学館)、『ベストヒット野菜料理』(講談社)ほか多数。最新刊は『菜菜おつまみ2』。

柴田書店Topページへ

投稿者 webmaster : 2012年02月21日 10:07