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2012年01月24日

第39回 (1月15日 ― 1月21日)

1月15日(日) くもり

20120115.jpg[昼]
・発芽ビーンズとひじきのピリ辛チャーハン
 ブロッコリースプラウトのせ
・自家製赤カブ漬け
・海苔のスープ

20120115_1.jpg[おやつ]
干しいも

20120115_2.jpg[夜]
自然食レストランにて
・玄米焼きおにぎりの根菜スープあんかけ
+ハーブティー

1日オフだったので、図書館から借りたカメラの基礎知識の本を熟読し、
カメラで撮りながら写真教室のおさらいをした。
もう少し慣れたら一眼レフカメラを首にぶらさげて、外出してみようと思う。
写真教室の時「カメラが重いのがねー」と先生に言うと、
「赤ちゃんよりも軽いし、じっとしていていい子だから楽だよ!」と言われた。
カメラを愛しい我が子のように思い、一緒に外出すると思えば、
それほど苦でもないかもしれない……。

お昼ごはんは、冷蔵庫に残っていた食材とごはんを炒め、
味噌と唐辛子で隠し味をつけたピリ辛のチャーハンにし、生野菜をのせて食べた。
発芽ビーンズは、枝豆感覚で食べられて気に入っている。
晩ごはんは、友人と自然食レストランで食べた。
根菜たっぷりのあんかけは、この時期体があたたまってうれしい。

そして9月ごろに予約した究極の干しいも「薪ふかし干し芋」がやっと届いた!
江戸時代から作り始められたと言われる干しいもは、
今はボイラーの蒸気で蒸すのが一般的。
昔ながらの薪で蒸かしている農家は、ほんのわずからしい。
けれど、いもの甘みを100%引き出すには、ゆっくりと熱を伝えて
蒸かすことがポイントで、蒸し上がるまで3時間以上かかる薪ふかしは、
理想の蒸かし方のようだ。
実際食べてみると、「これ、干しいも??」と思わず口にしてしまうほど、
ようかんのように甘い。
今は便利で楽なやり方に流れがちだけど、作り手の妥協を許さぬこだわりで、
手間ひまをかけて作られたものにはシンプルで深いおいしさがある。
この干しいもに出会えたことに感謝!


1月16日(月) くもり

20120116.jpg[昼]
料理写真教室にて持ち寄りランチ
・カブと油揚げの煮もの
・ポテトサラダ
・人参とレーズンのサラダ
・キャベツサラダ
・根菜とセロリとドライトマトの韓国風煮もの
・蓮根きんちゃくの煮もの
・3分づきごはん

20120116_1.jpg[夜]
・春菊と白菜の豆乳玄麦ラーメン

料理写真教室3回目。
今回はホワイトバランスについて学んだ。
光については、今まで明るいとか暗いとしか考えていなかったが、
光の波長や色温度の調整を学んでから
目の前にある光の性質や光源について考えるようになった。
カメラに表示されるグラフのような情報もほぼ解読でき、
自分にとって適正な方向へ修正できるようになり、ワクワク楽しい。

お昼ごはんは、受講生が一人1品持ち寄りしたものをシェアしていただいた。
私の精進料理教室の生徒さんが多いので、すべてベジタリアン料理で、
どれを食べてもおいしかった。
ちなみに私は、根菜とセロリとドライトマトとこんにゃくという
異色の組み合わせを、コチュジャンとすりごまで韓国風の煮ものに仕上げた。
ピリ辛でこくのある味つけは、どんな材料も、
有無を言わさずまとめてしまうすごい力がある。

夜は、自然食品店で購入した「豆乳玄麦ラーメン」の素で、
春菊をたっぷり入れたラーメンを作った。
たくさんの野菜、豆、きのこを煮込んだスープをベースにした完全菜食の
スープだったが、しっかりとうまみがあり、期待以上のおいしさだった。


1月17日(火)晴れ

20120117.jpg[夜]
・黒豆納豆とじゃがいもとにんじんの
 きんぴら風味丼、青じそのせ
・干しこごみと干し菊のくるみ和え
・大根と白菜と海苔の味噌汁
・自家製赤カブ漬け、すっぱいたくあん
・3分づきごはん

明日からの料理教室の準備をした。
今月の料理教室は「きなこ」をテーマにした料理を5品。
お餅やおだんごなどにしか使われない「きなこ」だが、もともと大豆なので、
水分を加えると豆のペーストとしていろいろな料理に使える。
しかも大豆を焙煎しているので、炒り大豆と同様うまみもあり、
「きなこ」=「ダシ炒り大豆パウダー」と考えるとよい。
常温で長期保存でき、ゆで大豆と同様に簡単にたんぱく質が豊富な料理が作れるという日本が誇る素晴らしい食材なのだと、私は思っている。
メニューは
・きなこのコロッケ
・具だくさんのクリーミースープ
・きなこマヨドレッシングサラダ
・きなこふりかけごはん
・きなこと黒ゴマの真っ黒ケーキ

20120117_3.jpg

というわけで、買い出しではお店にあったきなこをほとんど買占め。
レジの人は、餅つきのイベントがあるのかなぁと思ったに違いない。

お昼ごはんはいつものように、「ノルド」でパスタランチ。
晩ごはんは、蒸し煮にしていたじゃがいもとにんじんを甘辛く炒め、
黒豆納豆とあわせ丼仕立てにした。
じゃがいもと納豆は、相性がいい。
練り辛子を多めに入れてきかせるのがポイントだ。


1月18日(水) 晴れのちくもり

20120118.jpg[夜]
・トマトチゲ小鍋(大根、白菜、
 豆腐、小松菜、舞茸)
・海藻ごはん
・自家製大根葉漬け、赤カブ漬け

今年初めての料理教室。
生徒たちには、きなこふりかけときなこマヨドレッシングが好評だった。
商品化したら、意外に豆文化のある海外で受けるかもしれない。

晩ごはんは、オーガニックのトマトピューレにコチュジャンや薬味を入れて、
トマトチゲ鍋にした。
息子は煮込んだトマトの味が嫌いだが、チゲ風にすると食べてくれる。
だいぶ前に作り、チルドルームで熟成させている大根葉&かぶ菜漬けが、
乳酸菌発酵してとてもおいしくなった。
春まで少しずつ楽しみたい。


1月19日(木) くもり

20120119.jpg[夜]
ノルドにて
・生野菜のサラダ、
 タコのマリネとポテトサラダ添え
・ホタテと青菜のスパゲッティ
 ししゃもフライのせ
20120119_1.jpg+ソイラテ

[夜]
・おにぎり2個
+3年番茶

料理教室2日目。
今日は初めての生徒さんがいらっしゃっていて、しかもきなこ嫌いの方で、
内心大丈夫かなぁと案じていたが
試食後「きなこはダメなのに、先生のお料理はきなこ臭くなくて
全部おいしかったです!」とうれしいお言葉をいただいた。
何を隠そう、実は私自身もきなこが苦手で(笑)、
「きなこをなんとかおいしく食べられないだろうか」と思って料理を考えたのだった。
間違いなく私の料理の発想力は、「好き嫌いが多いこと」がもとになっている。
「好き嫌い」というのは、味覚が敏感すぎるという利点なのかもしれない。

夜は「J‐POP 青春の‘80」というNHKの公開番組収録が当たったので、
NHKホールに行って楽しんだ。
五輪真弓、岩崎宏美、世良公則、大橋純子、八神純子……と、
昔と変わらない素晴らしい歌声のヒット曲を生で鑑賞し、大感動、大満足だった。
昔の歌を聞くと、いろいろな思い出が蘇り、心がいっぱいになった。

お昼ごはんは「ノルド」で。夜はNHKホールで収録前に、お手製のおにぎりを食べた。
自分で作るおにぎりは、塩加減もにぎり具合もパーフェクトでおいしい。
しっかりと手に天日塩をつけ、炊きたてのごはんを軽やかに握るのがコツだ。


1月20日(金) 雪

20120120.jpg[夜]
・大根と油揚げと小松菜のさっぱり煮もの
・しじみの味噌汁
・すっぱいたくあん、野沢菜漬け、
 自家製梅干し
・3分づきごはん

20120120_1.jpgめずらしく雪の一日。
雪が多い鳥取県で生まれ育ったせいか、
冬に雪が降っていると落ち着く。

ずっと乾燥していたので、ミニトマトを丸ごと天日干しドライトマトにしようと
頑張っていたが、やむなく屋内へ。
外に置いておくと腐ってしまうトマトと、腐らないで乾燥するトマトがあるが、
たぶん農法によって違いがあるのだろう。

料理教室は3日目。
今日は遠く山形からいらっしゃっている方がいた。
地元で自分のお店を持つのが目標らしい。
夢に向かって学んでいる人は、目がきらきらして輝いている。

お昼ごはんは、「ノルド」で。
夜は、寒いので土鍋でゆっくりと大根と油揚げを炊いて薄味の煮ものを作った。
少し味つけをひかえると、野菜の味が生き生きと感じられる気がする。
沸騰させないくらいのとろ火で時間をかけて煮込むと、
大根の中まで味がしみておいしい。


1月21日(土) 雨時々くもり

20120121.jpg[昼]
ノルドにて
・生野菜のサラダ、スペインオムレツ、
 ポテトサラダ添え
・生ガキ
・ブロッコリーとトマトと貝柱のスパゲッティ
+オーガニック白ワイン、ソイラテ

[夜]
干し芋

料理教室最終日。
終了後、「ノルド」で白ワインと生ガキをプラスしてゆっくりランチ。
疲れていたので晩ごはんは抜き、干しいもを少し食べた。

寒い時期は、ただでさえ代謝が落ちている。
ましてや過労気味の時は、食べ過ぎると内臓が弱って抵抗力も弱り、
てきめんに風邪を引いてしまったりする。
腹八分(自分の感覚で、いつもの半分くらいがだいたい八分目)にしたり、
食事を抜いて体をいたわることが、冬を元気に過ごすためにとても大切だと思う。


[著者略歴]
カノウユミコ
鳥取県の専業農家に生まれる。生来の料理好き。高校生の頃から自然食に興味を持ち、ベジタリアン料理、精進料理を研究する。精進料理「菜懐石 仙」のオーナーシェフ。家庭でかんたんに楽しめるベジタリアン料理教室も主宰する。著書に 『菜菜ごはん』 『ますます菜菜ごはん』 『菜菜スイーツ』 『菜菜ランチ』 『菜菜おつまみ』 『菜菜おつまみ2』(すべて柴田書店)、『やさいのかみさま』(小学館)、『ベストヒット野菜料理』(講談社)ほか多数。最新刊は『菜菜おつまみ2』。

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投稿者 webmaster : 2012年01月24日 09:47