
イタリア好き必見!! 「目から生ハム」とはこのことだ。
イタリア料理の常識・非常識
1,760 円 (税込)
ISBN:9784388353323
発行年月日:2010/2/28
判型:四六
頁数:232頁
吉川 敏明 著
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イタリア料理界きっての博識として知られ、ご意見番として長く信頼を集める著者が、今こそイタリア料理の成り立ちや背景をきちんと知ってほしいとまとめた楽しい読み物。
映画の話あり、歴史秘話あり、食卓マナーや食習慣、料理名の由来や言い伝えまで、イタリアの食にまつわる興味深い話題を幅広く集めました。
読みやすいよう、1話1~2頁で簡潔に書かれたテーマは全105。バールでのおしゃべりよろしく、気軽にページをめくるうちに、専門的かつ正しい知識もしっかりと身につく充実の内容は著者ならではです。
なるほどと目からウロコ(これをイタリアでは「目から生ハム」という!)の知って得する知識、雑学、うんちく満載の1冊。
───テーマ抜粋 ───
パスタをズルズルすするべからず/スパゲッティはスプーンを添えて食べるのが上品?!/金太郎式ナプキンはマナー違反か?/ピッツァを手づかみで食べないのがイタリア流/エスプレッソのダブルは野暮/ 贈りものにリンゴはタブー/シーザーサラダの発案者はメキシコのシーザーさん/バーニャ・カウダは風呂のようで風呂ではない/野生でないのにルーコラ・ゼルヴァーティカ(野生ルーコラ)とは/イタリアで「ラテ」と言ってもカフェ・オ・レは出てこない/かわいい響きのケッカは、実はオカマ風/カルパッチョは赤い色使いが特徴だった画家の名/マカロニ・ウェスタンは和製英語、正しくはスパゲッティ・ウェスタン/パパラッチはあさりが語源?!/映画『ひまわり』のなかで作られるオムレツは南イタリア風、などなど。
──────
さて、あなたは目から生ハムが何枚落ちましたか?
イラストの楽しさも本書の大きな特徴です。骨太なタッチで、人間味あふれる独自の世界を描き出すのは、旅好きで知られるイラストレーター&エッセイストの森優子さん。世界40カ国を食べ歩いたという食いしん坊の森さんの、ひねりとオチのきいたイラストに思わず大笑いです。そんな愉快な情景を思い浮かべながら、ラテンな気分でgo! go!
「えー、ウッソー!、ホント?」「なるほどっ!」「誰にも聞けなかったけど、そういうことだったのね」「へぇ、へぇ、へぇー!!」。読み終ったあとに、そんな声が聞こえてくること請け合いです。
イタリア料理のことをよく知らない人はもちろんのこと、自分はかなり知っていると思っている人にも、充分満足していただける内容です。たとえば本書では、登場する料理名や材料名、人名などにはできるだけイタリア語(読みガナ付き)を併記するようにしました。そして、人物や店、映画、書物の紹介、料理内容や素材についての豆知識、標準語と方言の違いや、語尾変化などの文法規則まで、一歩踏み込んだ解説を、注釈としてできるだけ入れるようにしています。コラムでは、業態別の飲食店一覧や、各地方の代表的な収穫祭一覧、職業別守護聖人一覧、コンフェッティの色使い一覧なども抜粋して掲載、食にまつわることわざや格言、慣用句、早口ことばなども多数紹介して、イタリアの食に多方面からアプローチしているのです。
楽しい読み物という範疇にとどまらず、イタリア料理、ひいてはイタリア文化を、深く、正しく学ぶ書としても役立てていただけます。
◎吉川敏明(よしかわ・としあき)
1946年東京生まれ。1964年早稲田実業高校卒業後、ホテル・ニューオータニ入社。1966年ローマのE.N.A.L.C(エナルク/国立職業訓練学校)入学。卒業後、ローマのリスランテ、ホテルで修業。1969年帰国。1971年麹町「カーザ・ピッコラ」(現在は閉店)のシェフを務め、1977年に独立し西麻布に「カピトリーノ」を開く。
1989年の「日本イタリア料理協会」発足時に初代会長に就き、都合6年間を務める。現在はイタリア居酒屋「エル・カンピドイオ」を営業するかたわら、料理講習会や執筆活動を通じイタリア料理の啓蒙に努める。
【目次テキストを見る】
<食卓でのマナー&食べ方のルール>
- パスタをズルズルすするべからず
- スパゲッティはスプーンを添えて食べるのが上品?!
- こうすれば高感度アップ!の食卓マナー
- 金太郎式ナプキンはマナー違反か?
- リゾットはフォークで食べるもの
- パンにオリーブオイルをつけるのは貧しき者の食べ方
- イタリアのピッツァはタバスコをかけない
- ピッツァを手づかみで食べないのがイタリア流
- なんにでも粉チーズをかけていた日本人
- イタリア人はズッペッタ(どろどろ)がお好き
- ピッツァの縁を食べ残すのがイタリア風?!
- 病気の体をいやすチーズ和えご飯
- 木曜日のニョッキ、金曜日のバッカラ、土曜日のトリッパ
- 平均的イタリア人の朝めし、昼めし、夕めし
- エスプレッソのダブルは野暮
- エスプレッソに砂糖を入れないなんて!
- 食後には絶対に飲まないカプチーノ
- 贈りものにりんごはダブー
- イタリアに地方料理が根強く残っているわけ
- 北と南じゃ、こんなに違う食事情
- にんにくのにおいが苦手な北イタリア人
- とびきり甘いもの好きのシチリア人
- リストランテとトッラットリーアはどこが違うの?
- バールでは支払いが先?注文が先?
- 引き出物のナンバーワンはコンフェッティ(ドラジェ)
- 実質的なイタリア式ウェディングケーキ
- クリスマスやカウンドダウンに食べる祝い膳
- 死者に捧げる料理は豆のスープ
- 5月1日は空豆を食べる日
- 祭り好きのイタリア人――町ごとにある収穫祭[サグラ]
<日本独特のイタリア料理>
- ナポリタンは、ナポリにないのにナポリ風
- ミートソースとスパゲッティの組み合わせはあり得ない?!
- にんにく臭ムンムンの日本のイタリアン
- バルサミコ酢は高貴な家柄の出身
- 黒が常識のバルサミコ酢に、白バルサミコ酢とは?
- 水牛乳のモッツァレッラと牛乳のモッツァレッラ
- アル・デンテで食べ始めたのはなんと20世紀から
- アル・デンテの頃合いはパスタごとに違う
- 正餐には登場しないスパゲッティ
- 冷製パスタの歴史は始まったばかり
- 10年周期で起こっているイタリアのパスタ料理ブーム
- リゾットは硬く「煮る」のではなく、硬く「煮える」もの
- 垂れ下がるピッツァはピッツァにあらず
- ピッツァの縁が膨らむのは自然現象
- ポレンタを炊く時は「逆回しにするべからず」の迷信
- フリットは天ぷらのようで天ぷらではない
- シーザーサラダの発案者はメキシコのシーザーさん
- イタリアのクスクスには肉がない
- バーニャ・カウダは風呂のようで風呂ではない
- 野生でないのにルーコラ・セルヴァーティカ(野生ルーコラ)とは
- 野菜のフェンネルと、ハーブのフェンネルは別種
- セモリナは小麦の種類にあらず
- 「ゼンゼロ」はしょうがであり、赤唐辛子でもある
- イタリアで「ラテ」と言ってもカフェ・オ・レは出てこない
- 昼食のプランヅォは本当は「正餐」
- 料理のコースは「メヌ」、進路や講座のコースが「コルソ」
<料理名と素材の語源と由来>
- ミミズ、靴ひも、すずめの舌――珍名、奇名のパスタたち
- カルボナーラに黒コショウが必須のワケ
- アラビアータは辛くて怒っているように見えるペンネ料理
- プッタネスカは大声ではいえない娼婦風
- かわいい響きのケッカは、実はオカマ風!
- ピッツァ・マルゲリータは19世紀のイタリア王妃の名に由来
- 魚介がないのにマリナーラ(船乗り風)とは?
- ミラノ風リゾットの発案者はドゥオーモのステンドグラス職人
- カプレーゼは町おこしのためのネーミングだった
- カルパッチョは赤い色使いが特徴だった画家の名
- 鶏の悪魔風は、なにが悪魔か?
- パニーノは「丸い小型パン」のこと
- ブルスケッタは焦げ目がついていてこそ
- ティラミスは激励の言葉か?愛の言葉か?
- ゴルゴンゾーラもトレヴィスも、もとは町の名
- パルメザンチーズとパルミジャーノチーズの違いは?
- メキシコ原産のサボテンを「インドのいちじく」と呼ぶ不思議
- スペインのパン、イギリス風ズッパ、ロシア風サラダとは?
- 外来語があふれる料理用語
- 乾杯の「チンチン!」は中国語由来
- そもそも、パスタってなに?
- 日本人のなじんでいるスパゲッティはホントのスパゲッティではない
- 穴があってもなくてもマカロニ、短くても長くてもマカロニ
- タリアテッレとフェトゥチーネは同じもの?
- 使う材料で名前が変わるスープの法則
- パンなくしてズッパというなかれ
- ラタトゥイユとカポナータの違いとは
- コストレッタとコトレッタに、骨は有りや無しや?
<歴史に残る素材、料理、飲みもの>
- シーザーが食べたアスパラガスのバター風味
- カテリーナ・デ・メディチの好物はアーティチョーク
- 料理にも名前を遺した美食の作曲家ロッシーニ
- ベッリーニ、プッチーニ、ロッシーニという名のカクテル
- 貴族の名前は「豆」だらけ
- 職業別の守り神――イタリアには守護聖人がいっぱい!
- イタリア映画の庶民の食事はスープかポレンタ
- 映画『ひまわり』のなかで作られるオムレツは南イタリア風
- マカロニ・ウェスタンは和製英語、正しくは「スパゲッティ・ウェスタン」
- ラグーの我が家自慢が大ゲンカに――ソフィア・ローレン主演の映画『土曜・日曜・月曜』
- 伝統料理の名前がオンパレードの映画『星降る夜のリストランテ』
- マフィア映画に付きものの甘~いお菓子はカンノーリ
- パパラッチは、あさりが語源?!
- フィノッキオは「オカマ」、カルチョフィは「知ったかぶり」
- ――知らなと恥をかく?食べもの隠語集
- イタリアのサッカー選手はやっぱりパスタ好き
- 雄鶏さん、ほうれん草さん、玉ねぎさんがそろうイタリア社会
- 「食べて、愛して、歌って」は本当にイタリア人気質か?
- イタリア式縁起のよい数字
- 厄除けは「鰯と柊」ならぬ「にんにく、玉ねぎ、エスカルゴ」
- オステリーアで歌うおすすめローマ民謡
- 業態別イタリアの飲食店
- 全国横断イタリアの収穫祭<サグラ>
- 外来語の料理用語
- 職業別守護聖人
- イタリア語版早口ことば
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- サラダ篇/ブロード篇/食事篇