cafe-sweets vol.203
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焼き菓子の魅せ方・売り方─2 53412   「フランス菓子の製法を忠実に守 「生菓子と違って、焼き菓子はを約30品とりそろえる。り、ていねいにつくることを心がん。たとえば、マドレーヌやケーに置き換えて、しっとりとした食無塩バターをブレンドし、有機シ紅茶やフルーツなどの素材の風味が生きる、なめらかで口溶けのよい生地に仕上げているという。ン・フェルベール」で研鑽を積んだ雪子さんが担当。クリエーターが手がけたオリジナルデザインの包装紙などを使った、ナチュラル季節感の表現が難しいですが、ハり変わりを楽しんでもらえるよう、自体も、季節ごとに2割ほど入れ一方、ギフトのパッケージは、 「お客さま一人ひとりのお気に妻・雪子さんが2人で営む「メゾ2013年11月にオープンした同生菓子や焼き菓子、コンフィチュ幅広いジャンルの商品をラインア東京・下高井戸のパティスリー菓子の製法をベースに、マドレーシェフパティシエの伊藤直樹さんとオーナーパティシエールのンボングゥ」。神奈川・茅ヶ崎に店は、緑の植栽に彩られたファサードが目印。アンティークの扉を開けると、10坪ほどの売り場にはール、チョコレート、パン、紅茶、ハーブティーなど、130品ものアイテムがぎっしりと並んでいる。入りが1つでも見つかるように、ップ。地元のお客さまに愛される店をめざして、安心して手を伸ばしていただけるお菓子をそろえるようにしています」と直樹さん。焼き菓子は、2人の修業先である「ノリエット」で学んだフランスヌやフィナンシェ、サブレなど、誰もが知っている王道のアイテムけています。ただ、食感にはこだわっていて、ドゥミ・セックのしっとり感、フール・セックのざっくり感などコントラストをつけるように工夫しています」と直樹さクはグラニュー糖の一部を上白糖感を表現。ケークは発酵バターとョートニングを加えることにより、フランス・アルザスの名店「メゾ感のあるラッピングが好評だ。ーブティーやコンフィチュールを組み合わせることで、季節を感じるギフトになります。焼き菓子ギフトはそうしたタイプの人気が高いですね」と雪子さん。季節の移夏は冷蔵の「パルファンドリュンヌ」、冬はリッチなリンツァートルテを提供するなど、焼き菓子替えているという。0161.アプリコット、プルーン、ブルーベリーなど9種類のドライフルーツをそれぞれ洋酒漬けにして使用。アルコール度数50%のラム酒をアンビベして香り豊かに仕上げた「ケーク アングレーズ」(200円・税別)。2.「蓼科養蜂場」のハチミツと上白糖を加えた「マドレーヌ」(180円・同)は、しっとり、かつさっくりとした食感。3.「ティーハンデル」のアールグレイの茶葉を混ぜ込み、オレンジピール、アプリコットを加えた「ケーク オ テ」(200円・同)。4.シチリア産アーモンドパウダーとブール・ノワゼットの香り、コクが広がる「フィナンシェ」(200円・同)。5.ブラウンシュガーを加えてコク豊かに仕上げたキャラメルとクルミを、パート・シュクレで包んだ「ドフィノア」(220円・同)。ギフト用にはロゴ入りの紙箱を3サイズ(300〜500円)用意。プリセットの焼き菓子詰合せは、約10種類(1250〜3930円)をそろえる。

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