cafe-sweets vo.202
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したが、逆に「ぜいたくな空間」デリアや装飾を入れて、ガラリとしくパンを選んでほしい」と考えているので、どうしてもパンが残ります。それをどうにか生かしたいと3年前にスタートした「モッタイナイ便」も、発想の転換で生まれた商品です。発送日も中身もスを減らすためにご協力を」と呼びかけ、同じ思いをもつ仲間としなと思います。このスタートに合わせ、店舗とは別の場所に梱包専用のプレハブ棟も新設しました。ベーカリーの店づくりと売り方2020種類ごとに売り方を変え、セルフ式と対面販売を共存コロナ禍をどうのり越える?変わりましたか?対面販売を試してみて思ったことは?考え方次第でポジティブな機会にできますね。Q  Q Q すが、痛手はありますね。ただ、よさもあらためて感じました。それから、この夏は対面販売をはじめたのが、最大の変化。開業んどん並ぶライブ感を大事にしてきたけれど、この狭い売り場で、どうしたらお客さまに安心して買末に、ガラス棚を設置することにしたんです。考えてみれば、お菓ルだけど、ツオップとしては新たにしてみたら、もとは1500円人気店。オープンの朝7時には焼きたてパンが店内にぎっしりと並び、開店前から列をなすお客を出迎えます。根強い人気を支えるサービス精神は通販にも共通。17年前に開設し、試行錯誤を続けてきたというオンラインショップには、長年の蓄積が反映されています。あと、うちは「営業終了まで楽売上げは、およそ2〜3割減です。飲食店さんや全館休業した商業施設に比べたらマシだと思いま地元のお客さまを相手に日常的な食品でお役に立てる、この商売の以来、平台に焼きたてのパンがどい物していただけるか? 考えた子屋さんならふつうの販売スタイな試みでした。 一度、4月に全商品を対面販売を超えていた客単価が激減しちゃ「パン焼き小屋ツオップ」は、全国のパン好きはもちろん、開業希望者や同業者も注目している対面だとお客さまは複数の注文を躊躇されるのかなと。だから、食従来どおり個別包装で陳列してセ 開業して時間が経つと、店に期変更は難しいものです。だけど、を避けるよう席数を半減させ、グって(笑)。日本の接客は欧米みたいにフレンドリーじゃないから、パンやあんパン、サンドイッチはルフで取ってもらい、ハード系やデニッシュなどは棚に並べて対面式で、という折衷案をとりました。棚に入れると、パンを間近に見てもらえるのが利点です。対面式になれたら、お客さまとのコミュニケーションも増えるのではと期待しています。待されるイメージもあって、路線こうして状況が一変したら「なんとかしないと」という思いが後押しになります。2階のカフェは密ループの人数も制限して再開しまと感じていただけるよう、シャン雰囲気を変えました。指定はできませんが、「フードロて共感を得られたからこそ、多くの方にご注文いただけているのか066入口正面の平台を3〜4段のガラス棚に替え、ハード系やデニッシュはセルフサービスから対面販売に変更。個別包装のパンはセルフサービスでの販売を継続する。右写真は改装前の店内。上上/売り場側のガラス扉は開閉式。大型のパンを並べる棚の下段は、お客が見やすい角度に棚板を傾けている。上/裏手はスタッフがパンを取り出しやすいよう、棚板をスライド式に。サンドイッチや「プチあんぱん」など乾燥を防ぎたいパンは、以前と同様にポリ袋やラップで個別包装して販売。オーナーシェフ伊原靖友さん1965年に創業した父のベーカリーを継ぎ、「パン焼き小屋 ツオップ」と改名して2000年に開業。製造は伊原さん、経理や販売、カフェ運営は妻のりえさんが担当する。明るく社交的な夫妻のコミュニケーション力の高さは、ツオップのパワーの源泉だ。case 1パン焼き小屋 ツオップの場合コおロ店ナの禍状で況は、

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