Pâtissier
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作業台W.C.急速冷凍庫台下冷蔵庫陳列台飾り棚世界大会での入賞を機に地元での開業を決意植栽が気持ちよいテラス席も用意!はジャパン・ケーキショーで最優秀賞をいただき、夢だと思っていたした」と植﨑さん。30歳を越え、独立するか■藤した末、独立開業のスターズでの準優勝をひと区切りとし、植﨑さんは11年間勤めたパティスリーコサイを退社し、業務社した。「コサイではスーシェフも務めました。これまでは個人店でのみ修業をしてきたので、次は大きな組織のなかで菓子と向かい合いたいと思ったんです。製造管理った。また、チョコレートへの興味力の店を出したいとも考えていたので、チョコレートの知識を深められる森永商事への入社を決めました」と植﨑さんは語る。テクニカルアドバイザーとしてわら、コンクールへの挑戦も続けドゥ・ラ・パティスリーへの出場が決まったことで、本格的に独立準備をスタート。物件は5〜6年前から探していたが、なかなか見つ   世界大会も夢ではなくなっていま目標時期をのばして世界大会への挑戦を選んだ。用製菓材料を扱う森永商事㈱に入や経営構造などの違いも知りたかが強く、いずれはチョコレートが主全国で講習会などを担当するかたた。17年のクープ・デュ・モンド・13115坪の売り場は、白と茶色の配色と間接照明で高級感も演出。施工は地元の㈱鶴亀に、設計は吉田建築計画事務所に依頼。生菓子のショーケースの隣には、看板商品のチョコレートなどを並べる2段のショーケースを配置。焼き菓子は窓際に陳列している。店舗平面図出入口を2つ設けて入口と出口をゆるやかに決めることで、お客の流れを一方通行にうながした。バックヤード内の階段は2階の休憩室につながる。デッキオーブンW.C.バックヤード作業台レジショーケース陳列棚ラックコンベクションオーブンプレハブ冷凍・冷蔵庫作業台シーター物置上/売り場から作業風景が垣間見える小窓を設置。手元は見えづらく、ライブ感だけが伝わるつくりに。 右/コンクールで授与されたトロフィーやメダル、着用したコックコートをディスプレー。左/10坪の広々としたテラス。店のまわりには、数十年経っても朽ちない、木を模したコンクリートの柱を打ち立てた。 下/ガラス製の看板もこだわりの1つだ。11年のワールドチョコレートマ上質な空間と商品を提供し、日常と非日常が交差する店に

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