そばうどん2018
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東京・豪徳寺に2006年9月にオープンした「あめこや」は、上田善宗氏(39歳)と裕子夫人が「日本酒とじっくり向き合える店」を意図してはじめたそば店。酒との相性を追求して作られた一品料理と日本酒やワインを楽しんだ後に待つのは、自家製粉・手打ちの十割そばだ。ソバの自家栽培にも取り組む上田氏のそばは、その一途な姿勢が伝わる味わい。今や多くのリピーターをつかんでいる。店主の上田氏は大学時代に料理の道を志し、和食店や居酒屋、そば店などで約8年間修業。実家が福島県の造り酒屋ということもあり、日本酒の魅力を伝えたいとの思いで、28歳の時にあめこやを開業した。アルコールとの相性が考え尽くされた酒肴は約80品を揃える。一見すると日本酒専門店のようなメニューの充実度だが、上田氏はこのAMECOYA022[東京・豪徳寺]小田急線豪徳寺駅から徒歩5分ほどの商店街に立地。店名は「木の家具が時の流れとともに飴色になるように、時間をかけて味わい深い店になりたい」との思いが込められたもの。内装にも木のぬくもりを生かしている。 

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