翁達磨 高橋邦弘 そばの旅
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ました。それでも、とくに広島時代は、僕が各地に出向いていってそばを打つ、出張でのそば会を開くことに傾注してきました。店を構えてはいたけれど、店の場所に固執するのではなく、求められるならばどこへでも出向いてそばを打つ、食べていただくことに喜びを感じてきました。思えば、ちょっと変わった「そば屋」の形だったのかもしれません。この本では、じつにさまざまな場所でそばを打ってきたそば行脚の軌跡を辿りつつ、僕のそば人生を振り返ってみます。  7

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