23一茶庵での修業を経て、東京都豊島区南長崎で独立開業。目白通りに面した店で、ガラス越しに通りから手打ち場が見える作り。小規模ながら、ひと工夫したカウンターも備え、そばの味で勝負しようという思いを託した店である。決して便利な場所ではなかったが、評判が高まるに連れ、早々と売り切れじまいやむなしという状況に。そんななか、打ちがいのある、もっと良質のそば粉を求める気持ちが高まっていった。撮影／髙橋栄一
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