新版 そば打ち教本
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・主催者が用意するもの①延し台 ②木鉢 粉、小麦粉、打ち粉 用の水・受験者が用意するもの①そば包丁 ②麺棒 計量カップ【用意しておいたほうがよいもの】①清掃用具(ブラシ、ちりとり) ②計量カップ ③ボウル 防止用ビニールシート これらの道具や材料などを延し台と脇テーブルに配置した例が写真❶である。認定会では通常、写真❶のように延し台の右横及び背後にテーブルが準備されている。審査時間は40分間で、開始及び終了の合図と経過時間のお知らせを計時係が行う。時間の経過は、会場に設置されたデジタルタイマーで示すところが多い。事前準備技能審査が開始される前に、受験者は指定された延し台及びテーブルに、受験者が用意した道具類をあらかじめきれいに手入れをして適切な位置に配置すること(写真❶)。不正行為防止のため、ゴミ箱や代用となりうるものは持ち込めない。また、主催者が用意すべき道具や粉類が揃っているか確認すること。不足のものがあれば速やかに会場スタッフに申③ふるい ④生舟 ⑥加水用の水 ③切り板 ④こま板 ④布巾、タオル ⑤そば玉乾燥⑥踏み台し入れをして、審査開始に備えること。⑤そば衛生⑦手洗いそば打ちは素手による食品の調理作業であり、清潔、衛生には特段の配慮が必要である。このため、審査の開始前に準備されているポリタンクから水を流しながら手のひら、手の甲、指の間、腕などをよく洗う(写真❷)。手洗いを含めすべての準備ができたら、そのまま延し台のうしろで待機し、審査員の入場を待つ。「私たちのそば道は、礼に始まり礼に終わります」と記載されている通り、開始時と終了時には、受験者と審査員は姿勢を正して向かい合いお互いに礼を交わす。ば打ち作業をするのに見苦しくない服装(写真❸)をしているか、身支度は衛生的に行われているかを審査する。審査員が入場してきたら、「そば道憲章」にその後、審査開始前に、審査員は受験者がそこま板切り板そば包丁ちりとりタオル    ⑤   生舟そば粉小麦粉木鉢麺棒ブラシ打ち粉計量カップ布巾081●❶●❸●❷

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