新版 ワイン基礎用語集
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Ⅱ■–間から地中海に向かって強く吹きつける冷たく乾いた北風のこと。この地方のブドウの生育に重要な影響を与える。ローヌフランスコート・デュ・ローヌ Côtes du Rhôneコート・デュ・ローヌ地方全体に認められている呼称。A.O.C.コート・デュ・ローヌだけで、コート・デュ・ローヌ地方全体のワイン生産量の約半分を占める。その範囲は3万1,926haにおよぶが、実際は大半は南部で造られている。ヴィラージュものは規制が厳しく、20のコミューン(村)がその名を併記できる。赤ワインが主体だが白ワインも産する。品種:(赤・ロゼ)グルナッシュ種、シラー種、ムールヴェードル種主体、(白)グルナッシュ・ブラン種、クレレット種主体。→MAP-7セプタントリオナル Septentrionalフランス語で「北の」を意味する形容詞。ワインで用いられる時はコート・デュ・ローヌ地方北部の産地を意味する。リヨンの南約30kmのヴィエンヌからモンテリマールの北約30kmの辺りまで、南北約120kmに渡ってローヌ川沿いに細長く続く産地。赤ワインはシラー種、白ワインはヴィオニエ種、マルサンヌ種、ルーサンヌ種などを用い、南部に比べて高品質で高価なワインが生産される。コート・ロティ Côte-Rôtieエルミタージュとともにこの地方を代表する銘醸ワイン。「焼けた丘」という意味で、この地方最北端に位置し、ヴィエンヌの南約5kmのローヌ川西岸の急斜面に畑が広がる。シラー種から赤ワインのみを生産し、法律上は20%まで089コンドリュー Condrieuこの地方北部を代表する白ワイン。ヴィエンヌの南約10kmのローヌ川西岸の急斜面に、畑が広がる。華やかでエキゾチックな香りを特徴とし、酸味が丸く非常に味わい豊かなワイン。ヴィオニエ種は収量が少ない品種のため、比較的高価なワインとなる。なお、ヴィオニエ種100%というA.O.C.ワインはこのコンドリューとシャトー・グリエの2つしかない。品種:(白)ヴィオニエ種。シャトー・グリエ Château-Grilletコンドリューの区画内にある、単一畑だが単独のA.O.C.。非常に小さなA.O.C.で、3.8haしかない(フランス最小のA.O.C.はブルゴーニュのラ・ロマネで0.85ha)。フランソワ・ピノーが単独所有するモノポールである。品種:(白)ヴィオニエ種。サン・ジョセフ Saint-Josephコンドリューのすぐ南からコルナスの北までローヌ川西岸に畑が広がるA.O.C.。大半は赤で、力強く繊細なワインとなる。品種:(赤)シラー種(ルーサンヌ種、マルサンヌ種を10%まで使用可能)、(白)ルーサンヌ種、マルサンヌ種。クローズ・エルミタージュ  Crozes-Hermitageエルミタージュを取り囲むようにしてある産地で、北部では最も大きなA.O.C.。品種やワインのスタイルはエルミタージュとほぼ同一であるが、より軽めの若飲みタイプのワインである。ヴァン・ド・パイユの生産は認められていない。品種:(赤)シラー種(ルーサンヌ種、マルサンヌ種を15%まで使用可能)、(白)ルーサンヌ種、マルサンヌ種。ヴィオニエ種をブレンドすることが可能。華やかな香りがする赤ワインとなる。土壌によって石灰質で白色がかったコート・ブロンド(Côte Blonde)と、酸化鉄の混じった粘土質で褐色のコート・ブリュンヌ(Côte Brune)の2つに分けられる。品種:(赤)シラー種。北部地区産地

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