Sunday Bake Shop
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043043国産は7月から9月が旬です。皮が写真のように黄色くなり、華やかな香りがしてきたものを使います。香りがまだ弱いなら涼しい場所に置き、香りが強くなってきたら、使うまでは冷蔵庫で保管します。置いておく間に酸味がやわらかくなりすぎることもあるので、加減が難しいです。バナナやベリー、ミントやマダガスカルペッパーなどを合わせてトレイベイクにするほか、ジャムにもします。ブラウニーやトレイベイク、マフィンなど、酸味と色みのアクセントとしてなんにでも使います。ちょっと焦げやすいので、高い温度で焼くお菓子に使うときは生地に混ぜ込んだりして表面に出ないようにします。ラズベリーだけでも使いますが、ほかのベリーや果物と組み合わせたりもします。ルバーブは、味がはっきりしていて酸味とさわやかさがしっかりあるものが好きです。今回は赤みの強いものを使いましたが、青いものを使うこともあります。チャツネやジャムにするほか、タルト、アーモンドのケーキ、トレイベイク、ブラウニーなどにフレッシュをのせたり混ぜたりして焼くことも多いです。いちごやオレンジと一緒に使ってもおいしいですし、しょうがと一緒にジャムにするのもおすすめです。ちょっと暑くなると食べたくなるのが、パッションフルーツです。独特の香りがよくて種の食感も好き。焼き菓子に入れても味や香りが負けなくて、食べた時に急にカリッと歯に当たって、まわりに香りが広がるところがいいと思います。できるだけ国産を使うようにしていて、旬は5月から8月。チョコレートケーキやトレイベイクに入れたり、トライフルやイートンメスにかけたり、アクセントとしても使いやすいです。

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