西インド料理はおもしろい
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457869abcd● バアティ材料(7個分/1個約90g)   アタ(チャパティ粉)… 2と1/2カップA   ベサン粉 … 1と1/2カップ   スージ(大粒セモリナ)… 1と1/2カップ   塩 … 小さじ1/2強   砂糖 … 小さじ1/2   ▲ アジョワンシード(あれば)… 小さじ1/2   イノ(p.183参照。または重曹)    … 小さじ1/4強   ギー … 大さじ3B   牛乳 … 50㎖   ヨーグルト … 大さじ2牛乳 … 160~180㎖【 生地を作る 】ボウルにAを入れ、まんべんなく混ぜる。中心に大さじ1程度のくぼみを作り、Bを加えて混ぜ、こねる。こねていくうちにボロボロとしたそぼろ状になる。手で握るとひと塊になるようになったら、更に牛乳160~180㎖ほどを少しずつ加えて混ぜながらこね、握りこぶしでつぶすようにしながら硬めの生地を作る。ボウルにラップをして20分ほどおく。生地をとり出して再びこねた後、7等分にする。それぞれの生地をまたこねながら、ひびのある球状に丸めるa。【 焼いて仕上げる 】天板にクッキングシートを敷き、5をひびの入った部分を上にして等間隔に並べ、250℃に予熱したオーブンで15~20分ほど焼く。6をトングで挟んで直火にあて、焦げ目をつけるb。7をキッチンペーパーで包み、ボールに割れ目ができるように、左右から手のひらで挟むようにして軽く数ヵ所押しつぶすc。すべての8に刷毛でギー(分量外)をぬるd。これを2回くり返す(本格的には、ボウルに入れたギーに、バアティをくぐらせる)。次のページに続く →作り方12319ダル バアティ チュルマ(砂漠のパンとダル、デザート添え)丸いボール状のものはバアティというパン。このバアティを皿の上で崩し、その上にダルをかけて食べます。珍しいですよね。奥の小さな器に入っているものはチュルマといって、粉とギーで作るラジャスタンの伝統的なスイーツです。これらを合わせて、ダル バアティ チュルマと呼び、ラジャスタンとは切っても切れない代表的なメニューです。バアティは2~3日は軽く日持ちするので、兵士が戦闘に行くときに持参し、砂漠の砂の中に入れて焼いて食べたといわれています。今でもその名残で、炭を焼いてできた熱い灰の中にバアティを入れて焼き、炭を払ってからギーにつけて作る方法もあります。スイーツのチュルマは、粉にギーをたっぷり含ませて作るのですが、今回は簡単に作れるように、バアティを崩して作る作り方をご紹介します。

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