レストランの新しいデザート
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140141houkaA – || 1234萌菓/西尾萌美❺❻❼❷❸柔らかくしたバターに黒糖、ハチミツを加えホイッパーで混ぜる。全卵を加え、さらに混ぜて乳化させる。ハーブをきざんで混ぜる(Ph.1)。Aの粉類をふるって③に加え、ゴムベラでさっくり合わせ、絞り袋に入れる。セルクルの内側にオーブンペーパーを敷き、④の生地を絞る。160℃のオーブンで25分焼成する(Ph.2)。焼き上がりにハケでハブ酒をぬる(Ph.3)。常温で1週間ほどねかせ、薬草の風味が生地になじんできた頃に提供する。[ 材料 ][ つくり方 ]薬草のケーキは、へーゼルナッツのようなコヘンルーダの香り、抹茶を思わせる手炊き純黒糖の香り、ハチミツの花の香りが合わさった複雑な風味。ここにハブ酒を打ってねかせるとさらに複雑味が増すと同時に、落ち着きが生まれる。仕上げのフレッシュな薬草は風味が非常に強いため、ケーキの味を邪魔しないよう、あえて新芽などを少し飾る程度に。色味も抑えて素朴な菓子に仕上げる。薬草のケーキ(直径5.5cmのセルクル10個分)バター…55g 黒糖(渡久地さんの手炊き純黒糖)…35g ハチミツ(屋我地島はちみつ)…30g全卵…1個 ハーブ(コヘンルーダなど季節のハーブ約10種類)*1…ひとつかみ  アーモンドパウダー…15g  ベーキングパウダー…小さじ1/2  薄力粉…50g  塩…ひとつまみハブ酒(南都酒造所。25度)…適量 仕上げ薬草パウダー*2薬草の新芽(飾り用)ハブ酒(南都酒造所。35度)…各適量*1 畑で収穫したてのフレッシュなもの*2 フーチバ(よもぎ)、イーチョバー(フェンネル)などの薬草を乾燥させてパウダーにしたもの薬草のケーキ❶❷❸❹仕上げ❶薬草のケーキの平らな底面を上にし、薬草パウダーを茶漉しでかける(Ph.4)。皿に盛り、薬草の新芽をのせる。錫の酒台(シュデー)に35度のハブ酒を入れ、酒器(ちぶぐゎー)とともに提供する。ハブとハーブ

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