フランス料理の新しい前菜
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030 – ||15263748 AB❺❹031ESqUISSE活けの車海老(Ph.1)の頭を外し、背わたを取る。頭は取りおく。①の車海老の腹側に竹串を打つ(Ph.2)。ガーゼを敷いたザルにヨーグルトを入れて静置し、乳清を漉しとる(Ph.3)。車海老、乳清、塩を袋に入れて真空にかける(Ph.4)。88℃のスチコンで20分加熱し、急冷する。提供前に殻をむく。頭は200℃の油で揚げた後、網にのせてプラックで熱し(Ph.5)、油をきる。❷❸エスキス/リオネル・ベカ韻 | 車海老とトレヴィスRimes | Kuruma ebi et trévise車海老は「女性的で、アグレッシブで、パンチがあり、大好きな素材」とベカ氏。その車海老の甘みやフローラルな香りを引き立てるのが、北イタリア伝統の味である「アグロドルチェ(甘酸っぱい)」に仕立てたトレヴィス。白板昆布で締めてから複数のヴィネガーやスパイスを合わせたマリナードに漬けたもので、「トレヴィスがなければこの料理が成り立たない」という重要なパーツだ。車海老車海老…8尾乳清…200g塩…2g[ 材料 ][ つくり方(→補足レシピ183頁) ]トレヴィストレヴィス…1個マリナード シードルヴィネガー…150g フランボワーズヴィネガー…400g 白バルサミコ酢…200g ザクロシロップ…75g はちみつ…300g 玉ねぎ(薄切り)…300g スターアニス…30g クローヴ…20個 白胡椒…20粒 シナモンスティック…30g白板昆布オリーブオイルフュメ・ド・ポワソン…各適量トレヴィス❶車海老❶❷❸❹マリナードをつくる。Aを鍋に合わせて沸かす。アクを取りながら5分加熱し、Bを加え、弱火で45分加熱する。そのまま1日おいて漉す。トレヴィスを四等分し、白板昆布で挟んで2時間おく(Ph.6)。白板昆布を外した②を袋に入れ、①のマリナードを注いで真空にかける(Ph.7)。88℃のスチコンで20分熱し、急冷する。③のトレヴィスを取り出し(Ph.8)、オリーブオイルを熱したフライパンでポワレする。フュメ・ド・ポワソンを加えてデグラッセする。

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