月刊ホテル旅館2018年5月号
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左 鹿児島市の市街地と桜島が一望できるフォトスポットは、オープンエアの開放的な空間。新郎新婦はもちろん、ゲストからの人気も高いという。 上 セレモニースペース「The garden」は、柔らかな色合いの布製のアプローチが印象的で絶好のフォトステージだ。 右 27年前に造られたチャペル「クリスタルチャペル」は、正面外観や内部の座席をリニューアルした。フォトスポット少子高齢化や晩婚化など向かい風が吹いているホテ婚礼業界。しかし、現代のニーズに合わせて婚礼施の新設や改装を通じてバリューアップを図るホテル目立つ。やはりトレンドは、2017年の流行語大賞になった“インスタ映え”を意識した写真や映像に映え施設だろう。多彩な色に発光する照明や、大型のスクリーン、最新の音響施設の導入など設備更新をし、ダイナミックかつ印象深い演出を可能とした。加えて、自然との融合も風潮の一つだ。窓外の景観を重視する設計などは、引き続き人気であるが、さらに、チャペルや宴会場内に木々や緑を配置したり、屋外のフォトスポットの新設などナチュラルな印象を訴求している。城山観光ホテル自然を感じられるロケーションを生かし、写真映えを意識した施設を新たに創造 桜島を望む標高108mの高台に位置する「城山観光ホテル」は、昨年9月、チャペルと庭園を改装し、新たにフォトスポットをオープンした。庭園には約100種類7300株の草花を植え、森に佇む教会を演出。インスタ映えなども意識し、桜島をバックに撮影できるフォトブースを設置した。チャペルガーデンに隣接する人気レストラン「ホルトゲストヴィラ」や「カサブランカ」もウェディング会場として装いを新たにする計画だ。なお、創業70周年を迎える5月8日にホテル名称を「SHIROYAMAHOTEL kagoshima(城山ホテル鹿児島)」へと変更する。集 「ホテル婚礼」復活のとき018--2017 新婚礼施設

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