月刊ホテル旅館2017年10月号
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外国人客に加えて女性の一人旅に訴求なおシルキーレムは、日本ベッド製造㈱(東京都大田区)と共同開発したもので、通常のポケットコイルマットレスの倍にあたる1800個以上のスプリングを使用した超密度構造となっている。場所によって3ヵ所スプリングの硬さを変えてあるため、身体に沿って包み込むような寝心地が得られる。一方ベッドに欠かせない快眠機能枕は、㈱心斎橋西川(大阪市中央区)との共同開発だ。宇宙開発技術から生まれた新素材のPCMシートを内蔵。熱を吸収、放出する機能があり、快適な温度が保たれる。レム六本木ではさらにテンピュールの「トラディショナルピロー」を全室に備える他、貸出用として日本ベッド社製の羽毛枕「リフワージュ」や「そばがら枕」「ファイバーハードピロー」を用意する。全室に備えているマッサージチェアは、大東電気工業㈱(大阪府東大阪市)の「THRIVE」。横回転のもみ玉でこねるような手もみ感覚を楽しめる。レインシャワーはTOTO製で、空気を含んだエアインシャワー。シャワーヘッドからの水流が全身を包み込んでくれる。シャワールームには専用スツールがあり、座ってシャワーを楽しむことができる。これらのレムブランド必須アイテムの他、レム六本木ならではの特徴としては、全室の天井に脱臭機能のあるパナソニック社製のナノイー発生機「エアイー」を埋め込んだことが挙げられる。各レムブランドホテルのレディースルームに設置している、アンティバックジャパン社製空気洗浄機「マジックボール」に続く、嗅覚に訴えるアイテムである。こうした「五感で感じる快さ」と       視覚の面ではレム六本木の全室に40いうのもホテルのコンセプトであり、インチサイズの大型テレビ「ブラビア」が挙げられる。インターネットとも接続しており、YouTubeの視聴が可能。ミラーリングを行なえば、スマートフォンの画面をテレビの大画面で見ることもできる。また昨年2月からレム秋葉原に導入した、ホテルの案内や周辺情報、路線図や天気予報などを配信する客室設置型タブレット端末「(イータブ・プラス)」も全室に配置した。このタブレットは4ヵ国語に対応し、訪日外国人向けのコンシェルジュ的な機能を果たす。このような先進的な備品を絶えず取り入れていくことも、レムブランドの価値創造のために欠かせないという。シルキーレムや快眠機能枕のようなレムオリジナルのアイテムは、オンラインショップ「uchi×remmウチレム」で販売しているが、レムのロゴ入りのトートバックや傘、ペン、バスアメニティのような小物類のグッズは、ロビーフロアに設置ee-TaB*1名2名シングルルーム(中・低層階)ツインルーム総額シングルルーム[室料]ツインルーム総額[室料]47  月刊ホテル旅館2017年10月号¥21,800¥25,040[¥20,000][¥23,000]¥31,520¥34,960[¥29,000][¥32,000]*室料と消費税、宿泊税を含む●レム六本木立地図●レム六本木客室料金(2017年6月現在)

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