そばうどん2020
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夏の盛りの暑い日にもすっきりと味わえる、透明感ある爽やかさが持ち味「中山一茶庵」(閉店)時代から数々の変わりそばで好評を得ていた齋藤氏だが、このレモン切りは裾野に移転してから考案されたもの。夏場の変わりそばとしては青紫蘇切りや笹切りなどもあるが、とりわけ暑い日にも、すっきりと味わえることに重点を置いて編み出された品書きで、人気が高い。色物としては「黄」。同じく柑橘類のユズと同じ範疇に入るが、寒い冬にほのかな温かみを感じさせるユズとはまた違った、色、香りともに透明感のある爽やかさが持ち味の変わりそばとなる。齋藤氏が使っているのは、農薬の心配のない国産(神奈川・真鶴、静岡・沼津近辺など)。レモンの皮は薄いうえに苦みが出やすいので、目の細かいおろし金で皮の表面だけを軽くおろす。混ぜ込む量はさらしな粉1・2㎏に対して3個分。入れすぎると麺が切れやすくなる。熱湯は550㏄。はづき十二ヵ月、とりどりの変わりそば︱八月葉月レモン切り八月葉月080101112956781234   

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