cafe-sweets vol.192
8/13

 2006年3月、東京・三軒茶屋に1号店をオープンした「ブーランジェリー・ボヌール」は、現在、東京と神奈川に8店舗を展開している。パン職人として経験を積み、ベーカリーチェーンのFC店運営などでノウハウを築いた箕輪喜彦さんが、自社ブランドの設立にあたり、フランス・パリの老舗「ポワラーヌ」で10年以上経験を積んだデリアン・エマニュエルさんをシェフに招聘。石窯で焼く本場フランスのパンを売りに開業したのがはじまりだ。 その後、そうざいパンや菓子パンといった親しみやすい日本の定番も加え、ハード系中心のフランスの食事パンと、日本のパンの2本柱でBakery News地域密着型の人気店「ブーランジェリー・ボヌール」の地域密着型人気店のこれまでの歩みと、これからの展望を聞きました。東京・三軒茶屋に本店を置き、1号店のオープンから10年強で着実に店舗数を増やしてきた「ブーランジェリー・ボヌール」。2018年3月には注目の大型複合商業施設への出店も果たしたboulangerie-bonheur.jpブーランジェリー・ボヌール東京ミッドタウン日比谷店東京都千代田区有楽町1-1-2 東京ミッドタウン日比谷 B1text:Rie Sasaki photo:Haruko Amagata036036 03-6257-1006 8時〜21時 東京ミッドタウン日比谷に準ずる商品力を強化。「半径500m以内のお客さまを大事にした地域密着の店づくり」をコンセプトに、「30分ごとに焼きたてのパンを提供する」ことを徹底し、地域で愛される評判店に育て上げてきた。また、日常食であるパンの価格は高くしたくないというエマニュエルさんの意向を尊重し、日常的に買い求めやすい価格にしているのも創業以来のこだわりだ。 2018年3月にオープンした東京ミッドタウン日比谷店では、3本目の柱となるコッペパンを加え、約120品のパンをラインアップ。平日は近隣の企業に勤める会社員を、週末は観光客を中心に、1日1000人以上を集客している。新展開01

元のページ  ../index.html#8

このブックを見る