cafe-sweets vol.190
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( Point )1( Point )2( Point )3photo:Masatoshi Uenaka050ヒアリングでお客の意向をくみ取り、イラストで確認左/ウェディングケーキのオーダーは、まずベースのケーキの形を決め、トッピングを選び、デザインを決定。オーダーメイドの場合は、スタッフがお客の要望をヒアリングしながらその場でデッサンし、イメージを具体化する。 右/完成形を事前に確認したいというお客には、外部のイラストレーターに依頼して作製したイメージ画で説明することも。デザインは結婚式の1ヵ月前までに完成させる。「ケーキ入刀」の代わりにチョコペンでサイン夫婦最初の共同作業は、「ケーキ入刀」ではなく、「結婚誓約書」であるケーキへの署名。下段のショートケーキの右手前部分は生クリームを塗っただけの状態で搬入し、ここに新郎新婦がチョコペンでサインするという演出。誓いの言葉を書いたブック型ショートケーキ右/本の形を再現するため、側面はコームでラインを引き、上面はプラチョコでめくれた頁を表現。また、上段のショートケーキはキャラメルクリームを使用し、プラチョコにはシナモンパウダーを塗って、古い書物のニュアンスを出した。 下/右頁には誓いの言葉。パティシエは入社後すぐにパイピングを習う。セラミック粘土で新郎新婦を表現ウェディングドール(左)を飾るケーキは、オリジナルのストーリーを盛り込むことができるとあって人気が高い。以前はマジパンで作製していたが、記念に持ち帰ってもらえるようにと、10年ほど前からセラミック粘土(右上・下)でつくるようになった。当日のドレスやタキシードの形や色に合わせてつくれば、式の思い出も鮮明に残る。スタッフが描いたデッサンをベースにイラストレーターがイメージ画を作製デコレーションのポイントと、ウェディングケーキの最新トレンドを聞きました。人生の一大イベント、結婚式。ウェディングケーキには、思い出に残るデザインが求められます。年間1300台ものウェディングケーキを受注する「菓子工房 ルーヴ」に、ハレの舞台を演出する「菓子工房 ルーヴ」の進化するオリジナルウェディングケーキ

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