cafe-sweetsvol.188
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関連記事→62頁北海道産小麦100%。低温長時間熟成で旨みを引き出す124369578     サンの担当を約3年務めた。「入社してすぐにクロワッサン部門に配属され、ほぼ専任で折り込み生地を仕込んでいました。パン職人というよりはクロワッサン職人ですね(笑)」。ったのは、たまたま居抜き物件を紹介されたから。「友人の知り合いがいて物件を見たら、規模も適当で、町の雰囲気もよく、直観的に面白そうだなと思って、開業を決めました」。したモダンなデザイン。売り場の中央に丸い陳列台があり、それに合わせて壁際の陳列台も弧を描いている。士さんに伝えたところ、広場をイメージしてつくってくれました」と古川さん。湖の真ん中に島がある、洞パイが3品。生地は北海道産小麦、成させているので、甘みと旨みが強いのが特徴だ。クロワッサンとパイいでオープンしましたが、思いのほいます」と古川さん。同店のコンセプトに確かな手ごたえを感じている。アンコ」。オーナーの古川麻帆さんンジニアとして働いていたが、転勤ちに、現地の土地柄に魅力を感じるようになり、28歳のときに移住を決として選んだのがパン職人だった。京都オ・ー西プ陣ンしに2た0「1オ7ル年セ4ッ月トにビの経歴はユニークだ。古川さんは神奈川県出身。大学卒業後システムエで北海道に住む両親に会いに行くう意。新天地で古川さんが新たな仕事札幌の製菓学校で1年製パンを学び、卒業後はザ・ウィンザーホテル洞爺のベーカリーに勤務。クロワッ修業3年で開業を考えるようにな菓子店を閉めることになり、出店の打診をいただきました。京都に出向店舗は13坪。内装は、白を基調と「公共性のある空間にしたいと設計爺湖のイメージも重ねているという。商品は、クロワッサンが12〜15品、発酵バターを使い、低温で長時間熟に絞り込んだのは、ホテルでの経験と、1人での営業を考えてのこと。現在の客数は1日平均35人。「勢か多くのお客さまに来ていただいてShopMenu041photo:Eddy Oomura7.白を基調とした明るい店内。ジャムやチーズのオイル漬けなど、北海道のメーカー「ノースファームストック」の瓶詰め食材も販売。 8.クロワッサンサンドはショーケースに。お客の要望にこたえてキッシュも提供。 9.製造も販売も古川さん1人で行う。折り込み生地専用の厨房は18℃に設定。5.間口は狭いが奥行のある店舗。店名はイタリア語で「白い小熊」。「北海道の動物を店名にしたかった」と古川さん。 6.陳列台に並ぶクロワッサンとパイ。「京都抹茶あんクロワッサン」など変わり種もラインアップ。漆塗りの器にのせ、京都らしさを演出している。1.ナッツ入りのメレンゲ菓子「ブルッティ・ブオーニ」(270円)は、余った卵白でつくる。 2.北海道産クリームチーズとサーモンを挟んだ「サーモンクリームサンド」(380円)。 3.春限定の「苺のクリームサンド」(350円)。 4.「あんバタークロワッサン」(270円)は、近所の製あん所から仕入れる漉しあんと、口溶けのよいバタークリームをサンド。あん、バターともに北海道産の厳選した素材を使用。公共性を意識した販売スペース粉をはじめ北海道産素材を前面に

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