cafe-sweetsvol.188
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2 0 01 5年3月21日。岡田さんは、同店CUBE」のテナント募集に応募。奈良の人気かき氷店「ほうせき箱」が今年3月21日に移転リニューアルオープン。「3月21日(春分の日)は奈良時代に氷を配った日なので、オープンをこの日に合わせました」とオーナーの岡田桂子さんは言う。ほうせき箱の開業も、リニューアルオープンのちょうど3年前の2 0 を開業する前は奈良市内の台湾茶とかき氷の店「おちゃのこ」に勤務し、行委員長を務めた経験をもつ。ひむろしらゆき祭は、氷の神様として知られる氷室神社で行われるかき氷のイベントで、全国のかき氷店が集結し、趣向を凝らした1杯を提供。初回の14年は、2日間で1万人以上を集客し大成功を収めた。この成功に手ごたえを感じ、岡田さんはかき氷専門店の出店を決意。「奈良は、氷室神社があり、イベントも成功してマスコミにも多く取り上げられたので、かき氷の町として知られるようになりました。かき氷の魅力を、奈良からもっと発信していきたいですね」。とはいえ、通年でかき氷の店を営業できるか不安もあったという。そこで岡田さんは、商店街「奈良もちいどのセンター街」が開設したインキュベーション施設「もちいどの夢3年間限定のチャレンジショップとしてほうせき箱をオープンした。夢人を集客《 Housekibako 》SHOPphoto:Satoshi Yasukochi086天理産のハッサクを、皮をむいてミキサーにかけてシロップに。氷の中に甘夏のシロップ漬けを入れ、全体をハッサクシロップでおおい、ミルク風味のエスプーマをかけて提供。(900円)近鉄奈良駅から徒歩約8分、商店街「奈良もちいどのセンター街」に立地。ガラス張りのファサードが印象的。店舗デザインは㈱スウィングに依頼。店舗投資額は約1800万円。14年には「ひむろしらゆき祭」の実イチゴをピュレ状にしたシロップをかけ、ヨーグルト(もしくはミルク)風味のエスプーマを絞った人気商品。中にもイチゴが隠れている。萩原いちご農園の「古都華」を使用。(1190円)オーナー岡田桂子さん1972年大阪府生まれ。台湾茶とかき氷の店「おちゃのこ」(奈良市)の運営・商品開発に携わったのち、共同経営者の平井宗助さんと開業。2014年から、奈良のかき氷イベント「ひむろしらゆき祭」の実行委員を務めている。奈良市餅飯殿町47  0742-93-4260DATA    10時〜20時(19時L.O.、売り切れ次第閉店)※8時30分より店頭にて整理券代わりの番号札を配布  木曜はっさくみるくなら苺氷15日坪強のチャレンジショップで04ほうせき箱

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