菓子店パン店開業読本
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2コ開ン業へセプのト近固道めは、から!3ど法ち人らとを個選人事ぶべ業き主、?4開厨業房後設に計後につ悔しいなてい。ために先立つものは、物件よりも開業資金。金融機関や助成金制度をまず調べようもっと情報を仕入れておくべきだったと反省しました。住んでいる区や市の中小企業起業支援制度などを利用すれば、もっと低金利で借りることもできたかもしれません。開業支援の補助金や助成金制度もあるので、まずは自分の住んでいる自治体の制度を調べるのも大事だと思います。物件探しについても、私はかなり時間をかけてしまいました。都内全域を対象に探し、実際に内見したのはだけの数の物件を見るまで決められなかったのは、ひとえに私が店のコンセプトを絞り切れていなかったから。レストランもいいな、専門店でもいいな、とそれぞれの物件に合わせてイメージを膨らませていたので、決め手に欠けてしまったのです。ですから、はやく開業したいのであれば、物件探しよりもまずコンセプトをしっかりつくり込むこと。たとえば、自分が売りたい商品を3品まで絞り込み、そのために必要な広さ、設備を考えてみます。そして、製造風景を見せるのか、売り場だけでよいのかなどを詰めていく。焼きたてメロンパン専門店であれば、間口が狭くて、人通りが多い立地が適していますよね。コンセプトが固まると、おのずと探す物件も絞り込めます。独立する際に、個人事業主か法人かで迷う方も多いと思います。それぞれにメリット、デメリットがありますが、見逃せないのが消費税の納税義務について。個人事業主の場合、初年度は非課税となり、翌年以降は課税売上げが1000万円を超えると、納税の義務が発生します。一方、法人の場合は、最初の2年間は消費税が免除されるので、法人化を考えている場合でも、まずは個人事業主として。これ独立してから法人に切り替えるのが、もっとも消費税納付の免除を受けられます。厨房は、はじめから必要以上に機材を入れる必要はありませんが、将来的にやりたいことが明確にあるならば、それを見越したうえでそのスペースを確保しておくというのも一つのやり方です。私はいずれ料理も提供したいと考えていたので、オーブンのそばに小さなピザ窯を設置できるスペースを確保しておきました。厨房のレイアウトは、図面だけ見ていてもイメージがわきにくいので、私は実際のサイズの500分の1の設計図をつくり、そこにそれぞれの厨房機器のサイズに合わせて切った段ボールを並べ、配厨房は、予算を抑えるためにリースを活用しながら、ナッツを挽くためのロボクープや、イタリア製のパイシーターなど、理想の味をつくるための機材をそろえた。129      40軒

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