cafe-sweets vol.184
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無休 www.klpatisserie.com1234   1生菓子は約10品。ミルフィーユやサントノーレといった定番菓子のほか、旬のフルーツを使ったタルトなどをそろえる。商品名はラコットさんの母親がつけているそう。 2ヴィエノワズリーはパン・オ・ショコラやクロワッサン、ショソン・オ・ポムなど。 3コンクリートと木材の床、金色の腰板のショーケース、黄色いソファなどでスタイリッシュな内装に。写真左のガラス窓の奥は厨房で、売り場からも製造の様子が見える。 4大きな窓から自然光が入る明るい店内。壁の絵画はラコットさんの友人のアーティストの作品。サ「ロカン・・エドル・・テパをティ併ス設リしーた」がオープンしたのは2016年10月。店名のカ(K)とエル(L)は、オーナーシェフのケヴィン・ラコットさんのイニシャルだ。星付きレストランで経験を重ねたラコットさんが独立開業の地に選んだのは、パリた物件ですが、地元に密着できる雰囲気があり、とても気に入りました」とラコットさんは言う。店内に並ぶのは、10品ほどの生菓子や、各5品ずつあるヴィエノワズリーや焼き菓子など。生菓子は、バニラとキャラメルのサントノーレ、注文ごとに組み立てるミルフィーユなどの伝統菓子のほか、旬のフルーツを使うタルトや独創的な菓子もそろえる。特徴的なのは、スパイスや酸味のある食材を巧みに使っていること。たとえば、イチゴのタルトにはオーストラリア・タスマニア産のスパイスであるマウンテン・ペッパー、フランボワーズとピスタチオのタルト「フランボワーズ・ピッパー」にはカンボジア・カンポット産のロング・ペッパー、リンゴのタルトにはリンゴ酢を使う。「季節感を大切にし、その日に仕入れた新鮮な食材のみを使用。着色料も使いません」とラコットさんは語る。また、チョコレートのスフレタルトやフレンチトースト、チュロスなどのサロン・ド・テ限定のデザートも用意。注文を受けてから仕上げるつくりたての味わいが好評だ。コンクリートと木材を融合させ、金色をアクセントにした内装も、ラコットさんのこだわり。「店内は幾何学的なデザインにしたので、菓子はエレガントな円形に統一してバランスをとりました」とラコットさん。上質な菓子を店内で優雅に味わえる店として人気を博している。Av. de WagramGuide 1Pâtisserieカ・エルパティスリーPereireWagramパリの話題店、視察ガイド2017015土曜 9時30分〜、日・月曜 10時〜18時3 Wagram〈 メトロ3号線 〉ワグラム駅より徒歩1分パリ西部に位置する静かな住宅街に店を構える。夏や天気のよい日はテラス席も設置している。17区の閑静な住宅街。「偶然見つけAv. de VilliersData78 Avenue de Villiers 75017 Paris 01 45 71 64 84  8時45分〜19時30分、café - sweets

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