店長を育てるエリアマネジャーの仕事
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第1章 強いオペレーションラインの条件れこそ、組織対策における最重要の課題である。チェーン企業においてはトップと現場との間にさまざまな階層が存在するので、トップ社が考える商品とサービスのスタンダード(あるべき基準)を現場で実現するとともに、逸脱している場合は直ちに軌道修正していく必要がある。そこで重要になってくるのがエリアマネジャーの役割である。エリアマネジャーは店長令によって言うことをきかせるのではなく、エリアマネジャーの指導によって店長が抱えエリアマネジャーが店と本部とをつなぐ役割であることは広く認識されているが、ではエリアマネジャーは具体的に何をする人なのかについては、企業によって理解がバラバラであり、しかも間違った解釈がなされていることが多い。エリアマネジャーは店長の上司であり、複数の店長を管理・統率するのが任務である。店が常にすべての店を見ていることはできない。だからこそ、日々現場で起こっていることと、経営数値を含めた店の情報が迅速に企業のトップに届く仕組みが不可欠だ。また、会の上司として、店長に対してリーダーシップを発揮できなければならない。それは単に命る課題が解決できるという事実が重要だ。そのためにエリアマネジャーは自らの問題解決能力を高めるとともに、担当する店の状況をしっかりと把握している必要がある。◆エリアマネジャーはオペレーションラインの要13    

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