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2012年02月08日

第41回 (1月29日 ― 2月4日)

寒さは続いていても、
少しずつ日が長くなって春が近づいている感じがします。


1月29日(日) 晴れ

[朝]
・いちごとりんごのジュース
・フルーツヨーグルト(アムラ煮、梅煮、いちご入り)
 黒豆きなこ&ごまがけ

20120129.jpg[昼]
シチリア料理店にて
・6種類の前菜
 (ひよこ豆煮、クスクスサラダ、
 オレンジと紫キャベツのサラダ、
 ナスグリル、カリフラワーのベニエ、
 菜の花焼き)
・たっぷり野菜のスパゲッティ
+カフェラテ

一泊した逗子の知り合いの家でヘルシーなフルーツの朝食をいただき、
逗子海岸を犬と散歩した。
朝のヨーグルトにのせてあった「アムラ」という実は、アーユルヴェーダ
(インド伝統の医学)で使われるもので、薬効成分をふんだんに含み、
実はもちろん、葉、幹、根にいたるまですべてが利用されるらしい。
1日に2粒のアムラを食べればいかなる病にもかからない、
と言われている奇跡のフルーツなのだそう。
私が食べた甘く煮たものはプラムのような味で、
種がなんとも不思議な形をしていたのが印象的だった。

昼は、葉山で評判のシチリア料理「ピスカリア」で野菜たっぷりのランチを食べ、
神奈川県立近代美術館でアメリカの画家ベン・シャーンの回顧展を観た。
日本の美術やデザインに大きな影響を与えたという
彼の深い観察力と表現力を感じ、心打たれた。

20120129_1.jpg昨日、今日とごちそうをたくさんいただいたので、
晩ごはんは抜き。
夜、予約していた「アリエッタ」の天然酵母パンが到着。
たくさん種類があるので、冷凍し少しずつ食べようと思う。


1月30日(月) 晴れ

20120130.jpg[夜]
・豆乳玄菜ラーメン
(厚揚げ、ごぼう、しいたけ、セリ)
・自家製赤カブ漬け、白菜漬け

友人の老猫にイトオテルミー治療をするため、1日出かけていた。
私は20代の頃にイトオテルミーという温熱療法を学び、治療師の資格も持っている。
身体の緊張をゆるめ、自然治癒力を高めるというこの療法は
外傷や風邪、腹痛など日常的な病気にも効果があり、
子育ての時にも大助かりだった。効果は動物にもあり、
初対面の猫なので大丈夫かなぁと心配だったが、気持ちよさそうに治療を受けていた。

ランチは、友人の家の近くのレストランで。
夜はお気に入りの豆乳ラーメンの素で具だくさんのラーメンを作って食べた。
夜遅く帰った息子には、鍋焼きうどんを作った。


1月31日(火) 晴れ

20120131.jpg[夜]
・とろろがけ胚芽米ごはん
・えのき茸の味噌汁

妹と待ち合わせて、仕事の話をしながらゆっくりランチを食べた。
夜は頭痛がするので、消化のよいとろろごはんだけに。
息子には、具だくさんの味噌汁と黒豚のハーブグリル&たっぷりの生野菜を作った。


2月1日(水) 晴れ

20120201.jpg[朝]
・天然酵母パン
(オーガニックくるみ、レーズン、
 レスベラトロール、アムラ入り)
・有機栽培りんご
・玄米コーヒー

20120201_1.jpg[夜]
・大根となめこの味噌おじや
・ブロッコリーの納豆がけ
・すっぱい赤カブ漬け

1日オフ。
頭痛と疲れで終日寝ていた……。

知り合いから送られてきた、アムラとレスベラトロールが入った天然酵母パンを、
朝食にいただく。
レスベラトロールはポリフェノールの一種で、老化を防止し、
細胞レベルで若さを保つ働きができる究極のアンチエイジング成分だとか。
ほかにもうれしい効能がたくさんあるらしい。
あこ酵母を使った天然酵母パンは味もよく、材料もオーガニックと
厳選されていて、しかも体にうれしい成分がたっぷりと言うことなし。

20120201_2.jpg晩ごはんは、納豆に「よっちゃんなんばん」という醤油と米麹と唐辛子を熟成させた熟成自然調味料をかけたものと、ゆでたてのブロッコリー、あったかい味噌おじやを食べた。
子供の頃、体調が悪い時は、母が味噌汁にごはんを入れてたまごを加えた味噌おじやを作ってくれたので、今でも体調が悪い時の定番になっている。

20120201_3.jpg息子には地鶏と野菜の鍋(こんにゃく、しいたけ、柿の木茸、ごぼう、白菜、豆腐、せり)を作った。
今、次男は公演前の猛練習中で、早朝に登校して帰宅はとても遅いので、体があたたまり、栄養たっぷりで消化のよいものを、と心がけている。
17歳の食べ盛りなので、土鍋いっぱいに作った3人分を一人で完食。
成長期の男の子の食欲は凄まじい。


2月2日(木) 晴れ

20120202.jpg[昼]
「igrec」にて
・燻製にしたタスマニアサーモンのミ・キュイ
・モッツァレラチーズの
 トマトソーススパゲッティ
・クリームブリュレ
+グラスワイン(白)、コーヒー

午前中はお店で妹と仕事の打ち合わせをし、
お昼は前から行ってみたいと思っていた「igrec」でランチをした。
食材への火入れを巧みにコントロールした繊細な味を表現していて、
とてもレベルの高い料理だった。

ランチをしっかり食べたので、晩ごはんは抜き。
お茶を飲みながら、母お手製の安納芋の干しいもを少しつまんだだけ。
母の干しいもは、濃厚な甘さで止まらないおいしさなのだが、
セミドライの状態なのでカビやすく、冷凍して少しずついただいている。
息子の晩ごはんには、具だくさんの巨大オムレツを作った。


2月3日(金) 晴れ

20120203.jpg[朝]
・梅醤番茶葛湯

20120203_1.jpg[昼]
「ノルド」にて
・わかさぎとササミのソースかつ丼
・生野菜のサラダ、ポテトサラダ添え
・わかめとオクラの味噌汁
・冷奴
・白菜漬け
+ソイラテ

20120203_2.jpg[夜]
・昆布のせ蒸し(生タラと春菊)
・大根とじゃがいもとハタケシメジの
 アクアパッツァ
・自家製赤カブ漬け、白菜漬け
・3分づきごはん

「仙」の仕込みの日。
にんじんさつま芋と京にんじんをたっぷり入れた甘い擬製豆腐、
黒ゴマとココアのケーキ、小豆といちごの寒天寄せなどを作った。

朝は梅醤番茶に吉野葛を入れて葛湯にして飲んだ。
胃腸を整えるために朝は梅醤番茶を飲むことが多いが、
体が冷えている時は、吉野葛をプラスしている。
昼は「ノルド」で丼定食。
ささみはあまり食べられないので、妹に半分食べてもらった。

20120203_3.jpg夜は大根とじゃがいもを少し焦げ目がつくまで10分ほどゆっくりと炒め、野菜だけのアクアパッツァを作った。
時間をかけて加熱すると野菜からいろいろな味が出るので、シンプルな調理法でもとてもおいしい。

塩だけで漬けていた京都産の赤かぶ漬けが、2週間くらい経って
ようやく酸味(乳酸発酵がすすんだ証拠!)が出て真っ赤になり、
甘みや深い複雑な味わいも加わって私好みになってきた。
市販の漬けものは、塩以外に昆布や鰹などのうまみエキス、酢、砂糖などを
加えていることが多いけれど、塩だけで漬けて長期熟成させて
さまざまな味を引きだした漬けものは、ワインのように奥が深い。
野菜は漬けものにする時も、野菜の持つ潜在的な味を引き出すために
ゆっくりゆっくり時間をかけることが基本。
短時間で強制的に作り上げた味は、
それなりの味にはなるものの単調で飽きてしまう。


2月4日(土) 晴れ

[朝]
・おにぎり2個
・すっぱいたくあん、赤カブ漬け

20120204.jpg[昼]
「ノルド」にて
・生野菜のサラダ、スペインオムレツ、
 きのこのトマト煮、ポテトサラダ添え
・ほうれん草とトマトのスパゲッティ、
 しらすのせ
+ランチ生ビール、ソイラテ

「仙」の営業日。
熊本からわざわざいらっしゃったお客さまがいて感激。

いつものように、営業前におにぎりを食べ(お店をやる時は、
おにぎりを食べないとなぜか体が持たない)、
閉店後に近くの「ノルド」でパスタランチを食べた。
20120204_1.jpg遅いお昼を食べたので、晩ごはんは抜き。
息子には、昨日たっぷり作った
野菜のアクアパッツァをベースにして
カレー風味のクリームシチューを仕立てた。


[著者略歴]
カノウユミコ
鳥取県の専業農家に生まれる。生来の料理好き。高校生の頃から自然食に興味を持ち、ベジタリアン料理、精進料理を研究する。精進料理「菜懐石 仙」のオーナーシェフ。家庭でかんたんに楽しめるベジタリアン料理教室も主宰する。著書に 『菜菜ごはん』 『ますます菜菜ごはん』 『菜菜スイーツ』 『菜菜ランチ』 『菜菜おつまみ』 『菜菜おつまみ2』(すべて柴田書店)、『やさいのかみさま』(小学館)、『ベストヒット野菜料理』(講談社)ほか多数。最新刊は『菜菜おつまみ2』。

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投稿者 webmaster : 2012年02月08日 11:37